JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド

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3.5.5 自動アクションの実行状態および実行結果の確認

<この項の構成>
(1) 自動アクションの実行状態・実行結果の確認
(2) 自動アクションのキャンセル
(3) 自動アクションの再実行

(1) 自動アクションの実行状態・実行結果の確認

自動アクションの実行状態,および実行結果は,次の方法で確認できます。

コマンド実行履歴の内容を確認したい場合は,jcocmdlogコマンドで確認できます。

自動アクションの実行状態はJP1イベントとして発行できます。ただし,デフォルトでは発行しないため,jcocmddefコマンドの-acteventオプションを使って,JP1イベントを発行する設定に変更する必要があります。

(2) 自動アクションのキャンセル

自動アクションの状態が次に示す状態のとき,その自動アクションをキャンセルできます。

キャンセル処理を実行すると,自動アクションの状態は「状態(キャンセル中)」を経て「キャンセル」または「強制終了」に変わります。なお,キャンセルに失敗した場合には「状態(キャンセル失敗)」となり,状態が遷移していきます(詳細は「3.5.1 自動アクションの状態管理」参照)。

自動アクションのキャンセル,キャンセル確認は,次の方法でできます。

 

注意
自動アクションのキャンセルは,アクション実行先ホストのJP1/Baseのバージョンが07-10以降の場合にだけできます。JP1/Baseのバージョンが07-00以前の場合にはできません。

(a) キャンセルできるアクションの範囲

キャンセルできるアクションは,そのマネージャーホストから発行されたアクションだけです。例えば,拠点マネージャーホストから発行されたアクションは,統合マネージャーホストからはキャンセルできません。

キャンセルできるアクションの範囲を次の図に示します。

図3-69 キャンセルできるアクションの範囲

[図データ]

上記図のように統合マネージャーホストからアクションのキャンセル処理を実行した場合,その対象となるのは,統合マネージャーホストから発行されたアクションだけです。拠点マネージャーホストから発行されたアクションは,キャンセル対象とならないため,エージェントホスト上でそのまま処理されます。拠点マネージャーホストから発行されたアクションをキャンセルしたい場合には,拠点マネージャーホストからキャンセル処理を実行する必要があります。

(3) 自動アクションの再実行

自動アクションの状態が次に示す状態のとき,その自動アクションを再実行できます。

自動アクションを再実行すると,自動アクションの状態は,システムで処理しているときと同様に状態が遷移していきます(詳細は「3.5.1 自動アクションの状態管理」参照)。

自動アクションの再実行,再実行確認は,次の方法でできます。

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