JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド
JP1/IMでは,[イベントコンソール]画面に表示されているJP1イベントを選択して,その表示内容に関連するアプリケーションの画面を起動できます。これをモニター起動といいます。
アプリケーションによっては,モニター起動によって,選択したJP1イベントに関係する画面を直接表示できます。例えば,JP1/AJS2でジョブ実行イベントを選択してモニター起動すると,そのジョブの実行状況の管理画面が,上位のジョブネット画面を経由せずに直接呼び出されます。
このように,調査が必要なJP1イベントから直接アプリケーションの画面を起動できるため,直感的な操作で作業を迅速に進めることができます。
なお,モニター起動をするには,JP1イベントを発行したアプリケーションがモニター起動による連携ができる必要があります。各製品のモニター起動の対応については,各製品のマニュアルを参照してください。例えば,JP1/AJS2やJP1/PFMのマニュアルには,[イベントコンソール]画面からモニター起動するための設定手順が記載されています。
- JP1/AJS2:マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 連携ガイド」のJP1/IMを使った監視の説明
- JP1/PFM:マニュアル「JP1/Performance Management システム構築・運用ガイド」のJP1/IMとの連携の説明
また,モニター起動できるアプリケーションは,JP1/IMの定義ファイルをカスタマイズすることで,追加,変更できます。カスタマイズの概要,カスタマイズ方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 機能拡張」を参照してください。
- 注意
- モニター起動によって次の連携製品の画面を呼び出す場合,JP1/IM - Viewの認証情報を使用します。
- JP1/AJS2 - View for Mainframe
- JP1/AJS2 - View
- JP1/AJS2 - Scenario Operation View
- JP1/IM - Rule Operation
- しかし,次の場合にJP1/IM - Viewの認証情報が無効になります。
- ログインしている認証サーバが再起動した場合
- ログインしている認証サーバがjbs_spmd_reloadコマンドによりリロードされた場合
- ログインしている認証サーバがプライマリからセカンダリに切り替わった場合
- JP1/IM - Viewの認証情報が無効になった場合の動作が,ご使用のバージョンによって異なるため注意してください。
- JP1/IM - Manager,JP1/IM - View,両方のバージョンが08-10以降の場合,JP1/IM - Viewが自動的に再認証を行い認証情報を再度取得します。
- JP1/IM - Manager,JP1/IM - Viewのどちらかのバージョンが08-01以前の場合,連携製品側で認証に失敗します。
- 注意
- モニター起動によってアプリケーションを呼び出す場合,JP1/IM - Viewを起動したOSユーザーに,呼び出すアプリケーションの実行権限がないとアプリケーションを起動できません。
- また,呼び出すアプリケーションが実行できる権限でJP1/IM - Viewを起動する必要があります。
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