JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド

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2.3.5 問題個所の確認

問題発生の通知を受けたシステム管理者は,まず,どこで何が起きたのか,問題個所を特定します。統合スコープでは,次の操作を使い分けて確認します。

<この項の構成>
(1) [ビジュアル監視]画面による問題個所の確認
(2) [監視ツリー]画面による問題個所の確認
(3) 検索による問題個所の確認

(1) [ビジュアル監視]画面による問題個所の確認

[ビジュアル監視]画面で監視している重要ポイントが障害状態になっている場合,その監視ノードを基点として,問題個所を確認します。

図2-12 [ビジュアル監視]画面から[監視ツリー]画面へ

[図データ]

[ビジュアル監視]画面の監視ノードをダブルクリックすると,自動的に監視ツリーが展開されて対応する監視ノードが選択されます。

[ビジュアル監視]画面に監視グループを配置していた場合や,隣接する監視ノードが障害状態になっている場合は,ドリルダウン(階層を掘り下げていく操作)をして状態を確認します。

(2) [監視ツリー]画面による問題個所の確認

監視ツリーから障害状態になっている監視ノードを特定する場合,障害色になっている監視ノードをルートから順に選択し,状態を確認します。また,詳細表示領域から障害状態になっている監視ノードを特定する場合は,障害色になっている監視ノードアイコンを順にダブルクリックし,状態を確認します。

(3) 検索による問題個所の確認

複数の監視オブジェクトで障害が発生しているときなど,[検索]の機能を使うことで,全体の状況を一度に確認できます。

図2-13 検索による問題個所の確認

[図データ]

[検索]を実行して問題個所を確認する場合は,まず検索対象とする監視グループを選択して,[検索]画面を表示します。検索条件には,「監視ノード種別」とその中の「監視オブジェクト」を選択し,プルダウンメニューは「   」(空白)のままにしておきます。空白にすると,すべての種類の監視オブジェクトにヒットします。また,監視ノードの「状態」に,正常やデバッグ以外のすべての状態を指定します。ほかの条件はこの時点ではわからないため,非選択にしておきます。検索条件が決まったら,検索を実行します。

検索結果の表示には,エラーなどが発生している監視オブジェクトが表示されます。

検索結果の行をダブルクリックすると,対応するツリーが展開されて,どの監視グループにあるリソースで問題が発生したかを確認できます。

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