JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド

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1.5.3 統合スコープを基点とした問題の調査

JP1/IMでは,システムで発生した問題の調査を,統合スコープおよび統合コンソールを基点とした一連の操作の流れに統合でき,運用操作を簡略化します。

統合スコープによる問題調査では,統合スコープによって問題個所を絞り込み,その後,統合コンソールと連携して問題個所を調査します。

<この項の構成>
(1) 問題個所および影響範囲の確認
(2) 問題の調査

(1) 問題個所および影響範囲の確認

システムで障害が発生すると,[監視ツリー]画面および[ビジュアル監視]画面のアイコンである監視ノードが障害発生状態に変化します。

障害表示となっている監視ノードをツリーの上位から確認し,問題が発生しているリソースを特定します。

図1-16 問題個所の確認

[図データ]

(2) 問題の調査

問題発生した監視ノードを特定できたら,障害状態になる要因となったイベントを確認します。

なお,問題発生要因のJP1イベントは,連携によって呼び出した統合コンソールの[イベントコンソール]画面によって,[モニター起動]などで問題内容を調査します。統合コンソールでの問題調査については,「1.4.3 統合コンソールを基点とした問題の調査」を参照してください。

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