JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド
統合スコープでは,目的指向型のビューアーにより,システム管理者が必要な視点によりシステムを集中監視します。
- <この項の構成>
- (1) [監視ツリー]画面
- (2) [ビジュアル監視]画面
(1) [監視ツリー]画面
[監視ツリー]画面は,システム管理者が必要とする視点によりリソースをグループ化して,ツリー形式で表示することにより,システムを監視します。
図1-14 [監視ツリー]画面
- [監視ツリー]画面
各リソースを,システム管理者が監視したい視点に合わせてツリー形式で表示します。例えば,業務を中心として各リソースとの関連をツリー形式で表示します。リソースで問題が発生すると,業務に及ぼす影響がビジュアルに表示され,影響を容易に確認できます。
また,監視するJP1ユーザーに合わせて監視対象範囲を変更したり,その監視対象に対する操作を制限したりできます。
- 監視ツリーの自動生成
JP1/IMのエージェントホストからシステム構成を自動的に収集し,監視ツリーを自動的に生成できます。また,システム構成を変更した場合は,差分情報によって監視ツリーを更新できます。
- 監視ツリーのカスタマイズ
自動生成によって作成した監視ツリーを,監視の要件に合わせてカスタマイズできます。
(2) [ビジュアル監視]画面
[ビジュアル監視]画面は,監視ツリー上の任意の監視対象をマップ上に表示し,マップ形式で監視対象を表示します。
図1-15 [ビジュアル監視]画面
システムが大規模になると全体の把握が難しくなりますが,拠点ごとの監視や重要業務の監視など,システム管理者が見たい視点で[ビジュアル監視]画面を活用することで,システム全体をより直感的に監視できます。
- [ビジュアル監視]画面
[ビジュアル監視]画面は,監視ツリーからアイコンを配置するだけで簡単に作成できます。[ビジュアル監視]画面は最大64画面を作成できます。
画面上をクリックしてマウスを動かすだけでスクロールでき,操作も簡単です。
- [監視ツリー]画面との連携
[ビジュアル監視]画面のアイコンは,対応する[監視ツリー]画面のアイコンと連動しています。問題を検知した場合も,ダブルクリックですぐに目的の場所を表示できます。
- 任意のマップによる監視
[ビジュアル監視]画面の背景のマップ画像は,標準で用意している画像のほか,GIF形式などの任意の画像を使うこともできます。
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