JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド
障害の発生や,緊急対応が必要な特別な事象などの一部のJP1イベントは,システム管理者が確実に対応できるように,重要イベントとして管理します。
図1-13 重要イベント
- 重要イベントの管理
[重要イベント]タブを選択すると,重要イベントを一括して表示でき,重要イベントの対処漏れを防ぎます。また,それぞれの重要イベントに,「対処済」,「処理中」,「保留」などを設定し,対処状況を管理できます。
- 重要イベントにする条件の指定
[重要イベント定義]によって,どのJP1イベントを重要イベントとして扱うかをカスタマイズできます。これによってアプリケーションごとの重要度の差異や,そのリソースの業務での位置づけに合わせた重要度の違いなど,運用に合わせて何を重要イベントとするかを調整できます。
- JP1/IM - Incident Master連携
重要イベントをJP1/IM - Incident Masterに要管理トラブル(インシデント)として自動的に登録できます。また,JP1/IM - Incident Masterによって,障害情報や対処状況を管理することもできます。
- JP1/IM - Rule Operation連携
自動アクションに定義することで,重要イベントの発生をJP1/IM - Rule Operationに自動通知できます。JP1/IM - Rule Operation側では,重要イベントが発生したことを契機に障害対処処理を自動実行させることができます。
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