JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド
自動アクションとは,特定のJP1イベントの受信を契機として,JP1/IMが管理するホストで,自動的にコマンドを実行する機能です。
自動アクションを活用することにより,問題の発生をシステム管理者へ通知できます。例えば,メール送信や電話連絡をするコマンドを,自動アクションで実行することにより問題発生を通知する運用ができます。
- 柔軟な条件指定による自動アクション
自動アクションを実行する条件として,JP1イベントのID,メッセージテキスト,イベント属性などを指定できます。正規表現による条件指定もでき,柔軟に実行条件を指定できます。
- 自動アクションによる任意のコマンドの実行
自動アクションにより次の種類のコマンドを実行できます。
ただし,対話操作や画面表示が必要なコマンド,サービスやデーモンなどの終了しないコマンドは実行できません。
- UNIXホストの場合:UNIXコマンド,シェルスクリプト
- Windowsホストの場合:実行形式ファイル(.com,.exe),バッチファイル(.bat),JP1/Scriptのスクリプトファイル(.spt)
- JP1イベント情報の自動アクションでの利用
自動アクションで実行するコマンドには,パラメータとして,JP1イベントのメッセージやイベント属性などを使用できます。例えば,問題通知メールの本文に,障害発生ホスト名やエラー内容を含めることなどができます。
- 自動アクションの結果確認
自動アクションの実行結果の一覧表示や,実行結果に応じたJP1イベント発行ができます。また,失敗した自動アクションは,GUIの容易な操作により再実行できます。
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