デフォルトでは自システムのゲートウェイホストと他システムのゲートウェイホストは,各システムのScheduler Serverで設定しているポート番号(サービス名ikisaki)を使用して通信します。したがって,デフォルトの状態で自システムと他システム間でゲートウェイ接続をする場合,自システムで設定しているポート番号と,他システムで設定しているポート番号を同一にする必要があります。
ここでは,ファイルモードで自システムと他システムで設定しているポート番号が異なっている場合に,自システムと他システム間でゲートウェイ接続をする設定方法について述べます。
次の手順では,システムAではポート番号を20013,システムBではポート番号を40000で運用している場合に,システムAとシステムBのゲートウェイ接続に関する設定について述べます。
- システムAでの設定:
- 管理ツールから「管理データの取得」を選択してください。
- [オプション]−[DNSホスト名]メニューを選択してください。
- DNSホスト名入力エリアに,システムBのホスト名+「:」+40000を入力してください。
例) HOSTB:40000
既にシステムBのホスト名を登録済みの場合は,システムBのホスト名を削除してから登録してください。
また,既にシステムAとシステムBのゲートウェイ接続に関する設定をしている場合,ゲートウェイ接続に関する設定を削除してください。
- 以後の作業は「6.1.5 他システムとゲートウェイ接続する場合」に従って,設定してください。この時,管理ツールの「テーブルの登録・変更・参照」ウィンドウの「他システムのG/Wホスト名」には,一覧から「HOSTB:40000」を選択してください。
- システムBでの設定:
- 管理ツールから「管理データの取得」を選択してください。
- [オプション]−[DNSホスト名]メニューを選択してください。
- DNSホスト名入力エリアに,システムAのホスト名+「:」+20013を入力してください。
例) HOSTA:20013
既にシステムAのホスト名を登録済みの場合は,システムAのホスト名を削除してから登録してください。
また,既にシステムAとシステムBのゲートウェイ接続に関する設定をしている場合,ゲートウェイ接続に関する設定を削除してください。
- 以後の作業は「6.1.5 他システムとゲートウェイ接続する場合」に従って,設定してください。この時,管理ツールの「テーブルの登録・変更・参照」ウィンドウの「他システムのG/Wホスト名」には,一覧から「HOSTA:20013」を選択してください。
同一ポート番号の運用を,異なるポート番号に変更して運用する場合,次の注意事項があります。
- 注意
- これまでに他システムのユーザから受けた予約スケジュールは回答できません。ただし,設定変更後の予約スケジュールは,通常どおり回答できます。
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