Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド
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8.5.4 組織階層セキュリティ以外の機能への影響
(1) 秘書機能使用時のスケジュール参照・予約
秘書機能を使用している場合の影響を次に示します。
- 秘書の上司へのスケジュール参照・予約は,参照・予約可となります。
- 秘書が上司の名前で予約する場合のセキュリティは,直径方式とユニット方式とで次のように異なります。
- 直系方式使用時
上司が秘書と同一組織に属する場合,秘書が上司の名前で予約する場合の権限は,セキュリティランクで決定します。
上司が秘書と同一組織に属さない場合,秘書が上司の名前で予約する場合の権限は,上司のセキュリティランクと上司の組織階層セキュリティによる判定との組み合わせで決定します。ただし,参照権限は秘書のセキュリティランクと秘書の組織階層セキュリティによる判定との組み合わせで決まるため,使用しているクライアントによっては,秘書が参照できるメンバしか予約対象に指定できない場合があります。
- ユニット方式使用時
上司と秘書の最上位組識が同じ場合,秘書が上司の名前で予約する場合の権限は,上司のセキュリティランクで決定します。
上司と秘書の最上位組識が違う場合,秘書が上司の名前で予約する場合の権限は,上司のセキュリティランクと上司の組織階層セキュリティによる判定との組み合わせで決定します。ただし,上司が所属する組織の階層を秘書は参照できません(組織ツリーに表示されません)。そのため,上司の名前で他人に予約したい場合は,上司が所属している最上位組織以下に秘書(秘書の兼任ユーザではなく,秘書の主体ユーザ)を所属させる必要があります。
秘書が上司のスケジュールを参照したい場合は,上司一覧から選択できます。
(2) ゲートウェイ接続時の他システムのユーザへのアクセス
ゲートウェイ接続時に他システムのユーザへアクセスする場合,セキュリティは次のように決定されます。
- 自システム,他システムともに組織階層セキュリティを使用していない場合
ゲートウェイの設定及びセキュリティランクによって決定します。
- 自システムで組織階層セキュリティを使用し,他システムで組織階層セキュリティを使用していない場合
ゲートウェイの設定及びセキュリティランクによって決定します。
- 自システムで組織階層セキュリティを使用しないで,他システムで組織階層セキュリティを使用している場合
参照拒否・予約不可として扱います。
- 自システム,他システムともに組織階層セキュリティを使用している場合
参照拒否・予約不可として扱います。
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