Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(VMware®用)

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2.8.3 間欠障害監視の動作

間欠障害監視中は,HDLMは障害が発生した履歴をパスごとに管理します。パスに障害が発生すると,HDLMは障害が発生した時刻から障害監視時間をさかのぼり,その時間内に発生した障害の回数を調べます。その回数が指定した条件に達している場合,間欠障害が発生していると見なします。

例えば,障害監視時間に30,障害発生回数に3を指定していた場合,障害が発生した時刻の30分前から障害発生時点までに3回障害が発生していると,パスに間欠障害が発生していると見なします。そして,そのパスを自動フェイルバックの対象から外します。自動フェイルバックの対象から外されたパスは,ユーザがHDLMコマンドのonlineオペレーションを実行するまで,障害状態のままです。

注※
障害とは,パスの状態がOnlineからOffline(E)に遷移する事象を指します。

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