Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(VMware®用)

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2.8.4 ユーザの操作による間欠障害情報の変化

間欠障害監視中に,間欠障害監視の設定値を変更したり,パスの状態を変更したりすると,HDLMが管理しているパスの障害履歴や,自動フェイルバック対象外となったパスの情報が初期化されます。間欠障害情報が初期化されるユーザの操作と対象パスを,次の表に示します。

表2-7 間欠障害情報が初期化されるユーザの操作と対象パス

間欠障害情報が初期化されるユーザの操作 間欠障害情報が初期化されるパス
間欠障害監視を無効(off)にする すべてのパス
間欠障害監視を再度有効(on)にする
(設定値の変更なし)
障害監視時間または障害発生回数を変更する
パスを閉塞状態(Offline(C))にする 状態を変更したパス
パスを稼働状態(Online)にする
ホストを再起動する すべてのパス

間欠障害監視が有効の場合,間欠障害情報が初期化されると,その時点から改めて間欠障害監視が開始されます。自動フェイルバック対象外となったパスを自動フェイルバック対象外のままとするには,間欠障害監視の設定を変更する前に,それらのパスを閉塞状態(Offline(C))にしておいてください。

パスが間欠障害監視中かどうかは,HDLMコマンドのview -pathオペレーションで-iemパラメタを指定することによって表示されるIEP項目で判断できます。この項目に0以上の数値が表示された場合,間欠障害監視中です。

viewオペレーションについては,「6.7 view 情報を表示する」を参照してください。

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