Replication Manager Software Application Agent CLI リファレンスガイド
オペレーションIDを指定してデータベースサーバのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合
EX_DRM_EXG_DEF_CHECK オペレーションID -dbオペレーションIDを指定してバックアップサーバのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合
EX_DRM_EXG_DEF_CHECK オペレーションID -bk定義ファイル名を指定してデータベースサーバのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合
EX_DRM_EXG_DEF_CHECK -db -f 定義ファイル名定義ファイル名を指定してバックアップサーバのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合
EX_DRM_EXG_DEF_CHECK -bk -f 定義ファイル名オペレーション定義ファイルの記述内容をチェックし,問題がなかった場合は拡張コマンドの使用する一時ディレクトリを自動生成します。
なお,次の場合は,定義ファイルチェックツールの再実行が必要となります。
- データベースサーバ上で対象とするディクショナリマップファイル格納ディレクトリのディレクトリパスを変更したとき
- バックアップサーバ上で「FTP_HOME_DIR」に設定したディレクトリパスを変更したとき
オペレーション定義ファイルの記述内容のチェックでは,引数で指定されたファイルが存在することをチェックしてから,オペレーション定義ファイルの指定項目について,次のことをチェックします。
- 項目名と値が指定されていること
- 指定された項目は1つだけであること
- 文字数が項目の最大字数を超えていないこと
このほか,オペレーション定義ファイルの各指定項目について,次の表に示す指定内容をチェックします。
表1-17 オペレーション定義ファイルのチェック内容(EX_DRM_EXG_DEF_CHECK)
項目名 チェック内容 BACKUP_OBJECT 「MSEXCHANGE」が指定されていること DB_SERVER_NAME
- Exchangeサーバ名または仮想サーバ名が存在すること
- 「SET_DRM_HOSTNAME」に1が指定されている場合に,「DB_SERVER_NAME」の値がApplication Agentの構成定義ファイル「init.conf」の「DRM_DB_PATH」に設定されているデータベースサーバ名と一致していること
INSTANCE_NAME 「-」が指定されていること TARGET_NAME ストレージグループ名が存在すること※1 FTP_HOME_DIR
- 指定されたディレクトリが存在すること※2※3
- 絶対パスが指定されていること
FTP_SUB_DIR
- 指定された文字列の中にディレクトリ区切り文字(\)が含まれていないこと
- ピリオド1つ(.)または2つ(..)だけの指定でないこと
- ルートディレクトリを指定していないこと
SET_DRM_HOSTNAME 0または1が指定されていること
- 注※1
- この項目は,対象となるExchange ServerがExchange Server 2003のEnterprise Editionの場合だけチェックされます。
- 注※2
- ディレクトリの名称は,大文字と小文字が区別されません。
- 注※3
- -bkオプションを指定したときだけチェックされます。
チェックツールで自動生成されるディレクトリは,次のとおりです。
表1-18 EX_DRM_EXG_DEF_CHECKで自動生成されるディレクトリ
EX_DRM_EXG_DEF_CHECKの実行場所 拡張コマンド用一時ディレクトリ データベースサーバ <ディクショナリマップファイル格納ディレクトリと同じ階層のscript_workディレクトリ>\<オペレーションID>\DB
- (例)
- ディクショナリマップファイル格納ディレクトリが「H:\PTM」,オペレーションIDが「Operation_A」の場合,拡張コマンド用一時ディレクトリは,「H:\script_work\Operation_A\DB」となります。
バックアップサーバ <FTP_HOME_DIRで指定したディレクトリ>\<FTP_SUB_DIRで指定したディレクトリ>\<オペレーションID>\BK 次の前提条件があります。
- Windowsにログイン中のユーザーアカウントでApplication Agentのコマンドを実行できること
- データベースサーバで実行する場合,Exchangeサーバを管理しているWindowsドメインのドメインコントローラにアクセスできること。また,データベースサーバでDNSサービスが起動していること
オペレーションID
処理の対象となるリソースを表す固有の文字列を指定します。指定したオペレーションIDに対応したオペレーション定義ファイルの情報が,拡張コマンドの実行に使用されます。
-db
データベースサーバのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合に指定します。
-bk
バックアップサーバのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合に指定します。
-f 定義ファイル名
チェックするオペレーション定義ファイルのファイル名を絶対パスで指定します。
0:正常終了した場合
0以外:エラーが発生した場合
次の場合には,この拡張コマンドはエラーとなります。
- 不正なオプションが指定された場合
- 引数で指定されたファイルが存在しない,またはファイルにアクセスできない場合
- オペレーション定義ファイルの内容チェックの結果,異常を発見した場合
- 一時ディレクトリの作成に失敗した場合
- ディクショナリマップファイル格納ディレクトリ名の取得に失敗した場合
- 定義ファイル「C:\Program Files\drm\SCRIPT\conf\_OP0001.dat」をデータベースサーバ上でチェックする。
オペレーションIDを指定する場合EX_DRM_EXG_DEF_CHECK OP0001 -dbオペレーション定義ファイルのファイル名を指定する場合EX_DRM_EXG_DEF_CHECK -db -f "C:\Program Files\drm\script\conf\_OP0001.dat"- 定義ファイル「C:\Program Files\drm\SCRIPT\conf\_OP0001.dat」をバックアップサーバ上でチェックする。
オペレーションIDを指定する場合EX_DRM_EXG_DEF_CHECK OP0001 -bkオペレーション定義ファイルのファイル名を指定する場合EX_DRM_EXG_DEF_CHECK -bk -f "C:\Program Files\drm\script\conf\_OP0001.dat"
All Rights Reserved. Copyright© 2010, 2014, Hitachi, Ltd.