Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド

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7.8.3 リモートサイトのバックアップデータを使用してリストアする

リモートサイトのバックアップデータを使用して,リストアする例について説明します。ここでの操作はすべてリモートサイトで実行します。

  1. ローカルサイトで稼働しているExchange仮想サーバをリモートサイトにフェールオーバーします。
  2. バックアップデータのバックアップIDを確認します。
    バックアップIDを確認するには,バックアップサーバBでdrmtapecatコマンドを実行します。
    BKServer B > drmtapecat
    BACKUP-ID   BACKUP-OBJECT    SNAPSHOT TIME        EXPIRATION TIME      BACKUP-MEDIA
    0000000012  MSEXCHANGE       2007/11/01 11:00:00  2007/11/01 11:30:00  MEDIA1
    BKServer B >
  3. バックアップデータをリストアする副ボリュームをマウントします。
    バックアップサーバBでdrmmountコマンドを実行して,副ボリュームをマウントします。
    BKServer B > drmmount 0000000012 -mount_pt W:
    KAVX0001-I drmmountコマンドを開始します。
    KAVX0233-I EXG003,B001を公開しました。
    KAVX0233-I EXG004,B001を公開しました。
    KAVX0234-I 物理ボリュームを再認識します。
    KAVX0235-I 物理ボリュームを再認識しました。
    KAVX0400-I マウントを開始します。
               マウントポイント = W:
    KAVX0401-I マウントを完了しました。
               マウントポイント = W:
    KAVX0400-I マウントを開始します。
               マウントポイント = X:
    KAVX0401-I マウントを完了しました。
               マウントポイント = X:
    KAVX0002-I drmmountコマンドを終了します。
    BKServer B >
  4. バックアップデータをテープから副ボリュームへリストアします。
    バックアップサーバBでdrmmediarestoreコマンドを実行して,テープのバックアップデータを副ボリュームへリストアします。
    BKServer B > drmmediarestore 0000000012
    KAVX0001-I drmmediarestoreコマンドを開始します。
    KAVX0404-I リストアを開始します。
               リストアの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。
               リストア元 = W:
               リストア先 = W:
    KAVX0404-I リストアを開始します。
               リストアの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。
               リストア元 = X:
               リストア先 = X:
    KAVX0405-I リストアを完了しました。
               リストア元 = W:
               リストア先 = W:
    KAVX0405-I リストアを完了しました。
               リストア元 = X:
               リストア先 = X:
    KAVX0040-I バックアップは以下の内容で取得されています。
               バックアップID = 0000000013
    KAVX0002-I drmmediarestoreコマンドを終了します。
    BKServer B >
    この操作で,新しいバックアップID「0000000013」が付与されて,バックアップカタログに登録されます(バックアップID「0000000011」は削除されます)。
  5. 正しくテープから副ボリュームへリストアされていることを確認します。
    バックアップサーバBでdrmexgcatコマンドを実行して,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がバックアップサーバBにリストアされていることを確認します。
    BKServer B > drmexgcat
    STRAGEGROUP: STR1
    BACKUP-ID:0000000013 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000011
    START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1
    T OBJECT       INFORMATIONSTORE     FILE                   FS          DG      DEVICE       COPY-GROUP
    M MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1)       D:\STR1\priv1.edb      D:          -       Harddisk1    EXG003,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG003,B001
    P PUBLICSTORE  PUBLIC1(STR1)        D:\STR1\pub1.edb       D:          -       Harddisk1    EXG003,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG003,B001
    T TRANSACT     -                    E:\STR1\E00*.log        E:          -       Harddisk2    EXG004,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG004,B001
    C CHECKPOINT   -                    E:\STR1\E00.chk        E:          -       Harddisk2    EXG004,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG004,B001
    BKServer B >
  6. バックアップデータのリストアが完了した副ボリュームをアンマウントします。
    バックアップサーバBでdrmumountコマンドを実行して,副ボリュームをアンマウントします。
    BKServer B > drmumount 0000000012
    KAVX0001-I drmumountコマンドを開始します。
    KAVX0406-I アンマウントを開始します。
               マウントポイント = W:
    KAVX0407-I アンマウントを完了しました。
               マウントポイント = W:
    KAVX0406-I アンマウントを開始します。
               マウントポイント = X:
    KAVX0407-I アンマウントを完了しました。
               マウントポイント = X:
    KAVX0232-I EXG003,B001を隠ぺいしました。
    KAVX0232-I EXG004,B001を隠ぺいしました。
    KAVX0234-I 物理ボリュームを再認識します。
    KAVX0235-I 物理ボリュームを再認識しました。
    KAVX0002-I drmumountコマンドを終了します。
    BKServer B >
  7. バックアップ情報を一時ファイルへエクスポートします。
    副ボリュームから正ボリュームへリストアするために,テープから副ボリュームへのリストア操作に関する情報をデータベースサーバにコピーする必要があります。
    データベースサーバBでdrmdbexportコマンドを実行して,リストア操作に関する情報を一時ファイルへエクスポートします。
    BKServer B > drmdbexport 0000000013 -f C:\FTP_ROOT\0000000013.drm
    KAVX0001-I drmdbexportコマンドを開始します。
    KAVX0002-I drmdbexportコマンドを終了します。
    BKServer B >
  8. 一時ファイルをデータベースサーバへ転送します。
    バックアップサーバBでftpを使用して,一時ファイルをバックアップサーバBからデータベースサーバBへ転送します。
    BKServer B > ftp データベースサーバB
    ftp> Username: (ログイン名を入力)
    ftp> password: (パスワードを入力)
    ftp> get 0000000013.drm
    ftp> quit
    BKServer B >
  9. バックアップサーバから転送した一時ファイルをデータベースサーバのバックアップカタログへインポートします。
    データベースサーバBでdrmdbimportコマンドを実行して,一時ファイルをバックアップカタログへインポートします。
    DBServer B > drmdbimport -f C:\0000000013.drm
    KAVX0001-I drmdbimportコマンドを開始します。
    KAVX0418-I ファイル名で指定されたバックアップ情報をバックアップカタログに追加しました。
               インポートされたバックアップID = 0000000012
    KAVX0002-I drmdbimportコマンドを終了します。
    DBServer B >
  10. 正しくインポートされていることを確認します。
    データベースサーバBでdrmexgcatコマンドを実行して,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がデータベースサーバBにインポートされていることを確認します。
    DBServer B > drmexgcat
    STRAGEGROUP: STR1
    BACKUP-ID:0000000012 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000011
    START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1
    T OBJECT       INFORMATIONSTORE     FILE                   FS          DG      DEVICE       COPY-GROUP
    M MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1)       D:\STR1\priv1.edb      D:          -       Harddisk1    EXG003,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG003,B001
    P PUBLICSTORE  PUBLIC1(STR1)        D:\STR1\pub1.edb       D:          -       Harddisk1    EXG003,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG003,B001
    T TRANSACT     -                    E:\STR1\E00*.log        E:          -       Harddisk2    EXG004,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG004,B001
    C CHECKPOINT   -                    E:\STR1\E00.chk        E:          -       Harddisk2    EXG004,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG004,B001
    DBServer B >
  11. TrueCopyのペアを分割します。
    データベースサーバBでRAID Managerを使用して,TrueCopyのペアを分割します。
    DBServer B > set HORCMINST=<インスタンス番号>
    DBServer B > set HORCC_MRCF=
    DBServer B > pairsplit -g TC001 -rw
    DBServer B > pairsplit -g TC002 -rw
    DBServer B > pairdisplay -g TC001 -CLI
    Group   PairVol L/R   Port# TID   LU  Seq# LDEV# P/S Status Fence Seq# P-LDEV# M
    TC01    B001    L     CL2-C   8    3 14053  2817 P-VOL PSUS NEVER 14050   2817  -
    TC01    B001    R     CL2-C   8    2 14050  2817 S-VOL SSUS NEVER      -   2817  -
    DBServer B >pairdisplay -g TC002 -CLI
    Group   PairVol L/R   Port# TID   LU  Seq# LDEV# P/S Status Fence Seq# P-LDEV# M
    TC02    B001    L     CL2-C   8    3 14053  2818 P-VOL PSUS NEVER 14050   2818 -
    TC02    B001    R     CL2-C   8    2 14050  2818 S-VOL SSUS NEVER      -   2818 -
    DBServer B >
  12. 副ボリュームのデータを正ボリュームにリストアします。
    データベースサーバBでdrmexgrestoreコマンドを実行して,副ボリュームのデータを正ボリュームにリストアします。
    DBServer B > drmexgrestore 0000000012 -resync -recovery
    KAVX0001-I drmexgrestoreコマンドを開始します。
    KAVX5019-I VSSインポートサーバに接続しました。
    ホスト名 = バックアップサーバB
    KAVX1805-I インフォメーションストアをディスマウントしています。
                 ストレージグループ名 = STR1
    KAVX1700-I リストアを開始します。
    KAVX1701-I リストアを完了しました。
    KAVX1806-I インフォメーションストアをマウントしています。
               ストレージグループ名 = STR1
    DBServer B >
  13. TrueCopyのペアを再同期します。
    データベースサーバBでRAID Managerを使用して,TrueCopyのペアを再同期します。
    DBServer B > set HORCMINST=<インスタンス番号>
    DBServer B > set HORCC_MRCF=
    DBServer B > pairresync -g TC001
    DBServer B > pairresync -g TC002
    DBServer B > pairdisplay -g TC001 -CLI
    Group   PairVol L/R   Port# TID   LU  Seq# LDEV# P/S Status Fence Seq# P-LDEV# M
    TC01    B001    L     CL2-C   8    3 14053  2817 P-VOL PAIR NEVER 14050   2817  -
    TC01    B001    R     CL2-C   8    2 14050  2817 S-VOL PAIR NEVER      -   2817  -
    DBServer B >pairdisplay -g TC002 -CLI
    Group   PairVol L/R   Port# TID   LU  Seq# LDEV# P/S Status Fence Seq# P-LDEV# M
    TC02    B001    L     CL2-C   8    3 14053  2818 P-VOL PAIR NEVER 14050   2818 -
    TC02    B001    R     CL2-C   8    2 14050  2818 S-VOL PAIR NEVER      -   2818 -
    DBServer B >

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