Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド

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7.8.2 ローカルサイトのバックアップデータを使用してリストアする

ローカルサイトのバックアップデータを使用して,リストアする例について説明します。ここでの操作はすべてローカルサイトで実行します。

  1. バックアップデータのバックアップIDを確認します。
    バックアップIDを確認するには,バックアップサーバAでdrmtapecatコマンドを実行します。
    BKServer A > drmtapecat
    BACKUP-ID   BACKUP-OBJECT    SNAPSHOT TIME        EXPIRATION TIME      BACKUP-MEDIA
    0000000002  MSEXCHANGE       2007/11/01 11:00:00  2007/11/01 11:30:00  MEDIA1
    BKServer A >
  2. バックアップデータをリストアする副ボリュームをマウントします。
    バックアップサーバAでdrmmountコマンドを実行して,副ボリュームをマウントします。
    BKServer A > drmmount 0000000002 -mount_pt W:
    KAVX0001-I drmmountコマンドを開始します。
    KAVX0233-I EXG001,B001を公開しました。
    KAVX0233-I EXG002,B001を公開しました。
    KAVX0234-I 物理ボリュームを再認識します。
    KAVX0235-I 物理ボリュームを再認識しました。
    KAVX0400-I マウントを開始します。
               マウントポイント = W:
    KAVX0401-I マウントを完了しました。
               マウントポイント = W:
    KAVX0400-I マウントを開始します。
               マウントポイント = X:
    KAVX0401-I マウントを完了しました。
               マウントポイント = X:
    KAVX0002-I drmmountコマンドを終了します。
    BKServer A >
  3. バックアップデータをテープから副ボリュームへリストアします。
    バックアップサーバAでdrmmediarestoreコマンドを実行して,テープのバックアップデータを副ボリュームへリストアします。
    BKServer A > drmmediarestore 0000000002
    KAVX0001-I drmmediarestoreコマンドを開始します。
    KAVX0404-I リストアを開始します。
               リストアの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。
               リストア元 = W:
               リストア先 = W:
    KAVX0404-I リストアを開始します。
               リストアの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。
               リストア元 = X:
               リストア先 = X:
    KAVX0405-I リストアを完了しました。
               リストア元 = W:
               リストア先 = W:
    KAVX0405-I リストアを完了しました。
               リストア元 = X:
               リストア先 = X:
    KAVX0040-I バックアップは以下の内容で取得されています。
               バックアップID = 0000000003
    KAVX0002-I drmmediarestoreコマンドを終了します。
    BKServer A >
    この操作で,新しいバックアップID「0000000003」が付与されて,バックアップカタログに登録されます(バックアップID「0000000001」は削除されます)。
  4. 正しくテープから副ボリュームへリストアされていることを確認します。
    バックアップサーバAでdrmexgcatコマンドを実行して,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がバックアップサーバAにリストアされていることを確認します。
    BKServer A > drmexgcat
    STRAGEGROUP: STR1
    BACKUP-ID:0000000003 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000001
    START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1
    T OBJECT       INFORMATIONSTORE     FILE                   FS          DG      DEVICE       COPY-GROUP
    M MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1)       D:\STR1\priv1.edb      D:          -       Harddisk1    EXG001,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG001,B001
    P PUBLICSTORE  PUBLIC1(STR1)        D:\STR1\pub1.edb       D:          -       Harddisk1    EXG001,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG001,B001
    T TRANSACT     -                    E:\STR1\E00*.log        E:          -       Harddisk2    EXG002,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG002,B001
    C CHECKPOINT   -                    E:\STR1\E00.chk        E:          -       Harddisk2    EXG002,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG002,B001
    BKServer A >
  5. バックアップデータのリストアが完了した副ボリュームをアンマウントします。
    バックアップサーバAでdrmumountコマンドを実行して,副ボリュームをアンマウントします。
    BKServer A > drmumount 0000000002
    KAVX0001-I drmumountコマンドを開始します。
    KAVX0406-I アンマウントを開始します。
               マウントポイント = W:
    KAVX0407-I アンマウントを完了しました。
               マウントポイント = W:
    KAVX0406-I アンマウントを開始します。
               マウントポイント = X:
    KAVX0407-I アンマウントを完了しました。
               マウントポイント = X:
    KAVX0232-I EXG001,B001を隠ぺいしました。
    KAVX0232-I EXG002,B001を隠ぺいしました。
    KAVX0234-I 物理ボリュームを再認識します。
    KAVX0235-I 物理ボリュームを再認識しました。
    KAVX0002-I drmumountコマンドを終了します。
    BKServer A >
  6. バックアップ情報を一時ファイルへエクスポートします。
    副ボリュームから正ボリュームへリストアするために,テープから副ボリュームへのリストア操作に関する情報をデータベースサーバにコピーする必要があります。
    データベースサーバAでdrmdbexportコマンドを実行して,リストア操作に関する情報を一時ファイルへエクスポートします。
    BKServer A > drmdbexport 0000000003 -f C:\FTP_ROOT\0000000003.drm
    KAVX0001-I drmdbexportコマンドを開始します。
    KAVX0002-I drmdbexportコマンドを終了します。
    BKServer A >
  7. 一時ファイルをデータベースサーバへ転送します。
    バックアップサーバAでftpを使用して,一時ファイルをバックアップサーバAからデータベースサーバAへ転送します。
    BKServer A > ftp データベースサーバA
    ftp> Username: (ログイン名を入力)
    ftp> password: (パスワードを入力)
    ftp> get 0000000003.drm
    ftp> quit
    BKServer A >
  8. バックアップサーバから転送した一時ファイルをデータベースサーバのバックアップカタログへインポートします。
    データベースサーバAでdrmdbimportコマンドを実行して,一時ファイルをバックアップカタログへインポートします。
    DBServer A > drmdbimport -f C:\0000000003.drm
    KAVX0001-I drmdbimportコマンドを開始します。
    KAVX0418-I ファイル名で指定されたバックアップ情報をバックアップカタログに追加しました。
               インポートされたバックアップID = 0000000002
    KAVX0002-I drmdbimportコマンドを終了します。
    DBServer A >
  9. 正しくインポートされていることを確認します。
    データベースサーバAでdrmexgcatコマンドを実行して,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がデータベースサーバAにインポートされていることを確認します。
    DBServer A > drmexgcat
    STRAGEGROUP: STR1
    BACKUP-ID:0000000002 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000001
    START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1
    T OBJECT       INFORMATIONSTORE     FILE                   FS          DG      DEVICE       COPY-GROUP
    M MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1)       D:\STR1\priv1.edb      D:          -       Harddisk1    EXG001,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG001,B001
    P PUBLICSTORE  PUBLIC1(STR1)        D:\STR1\pub1.edb       D:          -       Harddisk1    EXG001,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG001,B001
    T TRANSACT     -                    E:\STR1\E00*.log        E:          -       Harddisk2    EXG002,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG002,B001
    C CHECKPOINT   -                    E:\STR1\E00.chk        E:          -       Harddisk2    EXG002,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG002,B001
    DBServer A >
  10. TrueCopyのペアを分割します。
    データベースサーバAでRAID Managerを使用して,TrueCopyのペアを分割します。
    DBServer A > set HORCMINST=<インスタンス番号>
    DBServer A > set HORCC_MRCF=
    DBServer A > pairsplit -g TC001 -rw
    DBServer A > pairsplit -g TC002 -rw
    DBServer A > pairdisplay -g TC001 -CLI
    Group   PairVol L/R   Port# TID   LU  Seq# LDEV# P/S Status Fence Seq# P-LDEV# M
    TC01    B001    L     CL2-C   8    2 14050  2817 P-VOL PSUS NEVER 14053   2817 W
    TC01    B001    R     CL2-C   8    3 14053  2817 S-VOL SSUS NEVER     -   2817 -
    DBServer A >pairdisplay -g TC002 -CLI
    Group   PairVol L/R   Port# TID   LU  Seq# LDEV# P/S Status Fence Seq# P-LDEV# M
    TC02    B001    L     CL2-C   8    2 14050  2818 P-VOL PSUS NEVER 14053   2818 W
    TC02    B001    R     CL2-C   8    3 14053  2818 S-VOL SSUS NEVER      -   2818 -
    DBServer A >
  11. 副ボリュームのデータを正ボリュームにリストアします。
    データベースサーバAでdrmexgrestoreコマンドを実行して,副ボリュームのデータを正ボリュームにリストアします。
    DBServer A > drmexgrestore 0000000002 -resync -recovery
    KAVX0001-I drmexgrestoreコマンドを開始します。
    KAVX5019-I VSSインポートサーバに接続しました。
    ホスト名 = バックアップサーバB
    KAVX1805-I インフォメーションストアをディスマウントしています。
                 ストレージグループ名 = STR1
    KAVX1700-I リストアを開始します。
    KAVX1701-I リストアを完了しました。
    KAVX1806-I インフォメーションストアをマウントしています。
               ストレージグループ名 = STR1
    DBServer A >
  12. TrueCopyのペアを再同期します。
    データベースサーバAでRAID Managerを使用して,TrueCopyのペアを再同期します。
    DBServer A > set HORCMINST=<インスタンス番号>
    DBServer A > set HORCC_MRCF=
    DBServer A > pairresync -g TC001
    DBServer A > pairresync -g TC002
    DBServer A > pairdisplay -g TC001 -CLI
    Group   PairVol L/R   Port# TID   LU  Seq# LDEV# P/S Status Fence Seq# P-LDEV# M
    TC01    B001    L     CL2-C   8    2 14050  2817 P-VOL PAIR NEVER 14053   2817 W
    TC01    B001    R     CL2-C   8    3 14053  2817 S-VOL PAIR NEVER     -   2817 -
    DBServer A >pairdisplay -g TC002 -CLI
    Group   PairVol L/R   Port# TID   LU  Seq# LDEV# P/S Status Fence Seq# P-LDEV# M
    TC02    B001    L     CL2-C   8    2 14050  2818 P-VOL PAIR NEVER 14053   2818 W
    TC02    B001    R     CL2-C   8    3 14053  2818 S-VOL PAIR NEVER      -   2818 -
    DBServer A >

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