Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド

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7.8.1 ローカルサイトとリモートサイトでバックアップを同時に実行する

ローカルサイトとリモートサイトでバックアップを同時に実行する例について説明します。

この項の構成
(1) ローカルサイトでの操作
(2) ローカルサイトとリモートサイト共通の操作

(1) ローカルサイトでの操作

  1. VSSバックアップを実行して,ローカルサイトおよびリモートサイトの副ボリュームにバックアップデータを同時に取得します。
    データベースサーバAでdrmexgbackupコマンドを実行します。
    バックアップIDは,サーバごとに未使用のIDが付与されます。ローカルサイトでは「0000000001」,リモートサイトでは「0000000011」とします。
    DBServer A > drmexgbackup -mode vss -cascade -auto import -auto mount G:
    KAVX0001-I drmexgbackupコマンドを開始します。
    KAVX5412-I カスケード構成情報定義ファイルの次のセクションの値を使用します。
               ローカルサイト = LOCALSITE
               リモートサイト = REMOTESITE
    KAVX0256-I Protection Managerサービスに接続します。
               ホスト名 = バックアップサーバA
    KAVX0256-I Protection Managerサービスに接続します。
               ホスト名 = データベースサーバB
    KAVX1600-I バックアップを開始します。
    KAVX5400-I バックアップサーバBでバックアップ前処理を実行します。
    KAVX0256-I Protection Managerサービスに接続します。
               ホスト名 = バックアップサーバB
    KAVX0257-I Protection Managerサービスとの接続状態を切断します。
               ホスト名 = バックアップサーバB
    KAVX5401-I バックアップサーバBでバックアップ前処理を実行しました。
    KAVX5108-I コピーグループの再同期を実行します。
               コピーグループ名 = EXG001,B001
    KAVX5108-I コピーグループの再同期を実行します。
               コピーグループ名 = EXG002,B001
    KAVX5403-I データベースサーバBでコピーグループの再同期処理を実行します。
    KAVX0256-I Protection Managerサービスに接続します。
               ホスト名 = バックアップサーバB
    KAVX5108-I コピーグループの再同期を実行します。
               コピーグループ名 = EXG003,B001
    KAVX5108-I コピーグループの再同期を実行します。
               コピーグループ名 = EXG004,B001
    KAVX0257-I Protection Managerサービスとの接続状態を切断します。
               ホスト名 = バックアップサーバB
    KAVX5404-I データベースサーバBでコピーグループの再同期処理を実行しました。
    KAVX1610-I バックアップサーバでデータベースの検証を行います。
               ストレージグループ名 = 1st
               ファイル容量 = 3[MB]
    KAVX1611-I ベリファイ処理が成功しました。
    KAVX5405-I データベースサーバBでバックアップの後処理を実行します。
    KAVX0256-I Protection Managerサービスに接続します。
               ホスト名 = バックアップサーバB
    KAVX0040-I バックアップは以下の内容で取得されています。
               バックアップID = 0000000011
    KAVX1601-I バックアップを完了しました。
    KAVX5156-I バックアップカタログをエクスポートします。
    KAVX5157-I バックアップカタログをエクスポートしました。
    KAVX5158-I バックアップカタログをインポートします。
    ホスト名 = バックアップサーバB
    KAVX5159-I バックアップカタログをインポートしました。
    ディクショナリマップファイルパス = C:\Program Files\Hitachi\DRM\db
    インポートされたバックアップID = 0000000011
    KAVX5162-I 副ボリュームのマウントを開始します。
    ホスト名 = バックアップサーバB
    インポートされたバックアップID = 0000000011
    KAVX0001-I drmmountコマンドを開始します。
    KAVX0233-I EXG003,B001を公開しました。
    KAVX0233-I EXG004,B001を公開しました。
    KAVX0234-I 物理ボリュームを再認識します。
    KAVX0235-I 物理ボリュームを再認識しました。
    KAVX0400-I マウントを開始します。
    マウントポイント = W:
    KAVX0401-I マウントを完了しました。
    マウントポイント = W:
    KAVX0400-I マウントを開始します。
    マウントポイント = X:
    KAVX0401-I マウントを完了しました。
    マウントポイント = X:
    KAVX0002-I drmmountコマンドを終了します。
    KAVX5163-I 副ボリュームをマウントしました。
    KAVX0257-I Protection Managerサービスとの接続状態を切断します。
               ホスト名 = バックアップサーバB
    KAVX5406-I データベースサーバBでバックアップの後処理を実行しました。
    KAVX0040-I バックアップは以下の内容で取得されています。
               バックアップID = 0000000001
    KAVX1601-I バックアップを完了しました。
    KAVX5156-I バックアップカタログをエクスポートします。
    KAVX5157-I バックアップカタログをエクスポートしました。
    KAVX5158-I バックアップカタログをインポートします。
    ホスト名 = バックアップサーバA
    KAVX5159-I バックアップカタログをインポートしました。
    ディクショナリマップファイルパス = C:\Program Files\Hitachi\DRM\db
    インポートされたバックアップID = 0000000001
    KAVX5162-I 副ボリュームのマウントを開始します。
    ホスト名 = バックアップサーバA
    インポートされたバックアップID = 0000000001
    KAVX0001-I drmmountコマンドを開始します。
    KAVX0233-I EXG001,B001を公開しました。
    KAVX0233-I EXG002,B001を公開しました。
    KAVX0234-I物理ボリュームを再認識します。
    KAVX0235-I物理ボリュームを再認識しました。
    KAVX0400-I マウントを開始します。
    マウントポイント = W:
    KAVX0401-I マウントを完了しました。
    マウントポイント = W:
    KAVX0400-I マウントを開始します。
    マウントポイント = X:
    KAVX0401-I マウントを完了しました。
    マウントポイント = X:
    KAVX0002-I drmmountコマンドを終了します。
    KAVX5163-I 副ボリュームをマウントしました。
    KAVX0257-I Protection Managerサービスとの接続状態を切断します。
               ホスト名 = データベースサーバB
    KAVX0257-I Protection Managerサービスとの接続状態を切断します。
               ホスト名 = バックアップサーバA
    KAVX0002-I drmexgbackupコマンドを終了します。
    DBServer A >

(2) ローカルサイトとリモートサイト共通の操作

  1. 正しくバックアップされていることを確認します。
    データベースサーバAでdrmexgcatコマンドを実行して,バックアップ情報を確認します。
    DBServer A > drmexgcat
    STRAGEGROUP: STR1
    BACKUP-ID:0000000001 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000001
    START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1
    T OBJECT       INFORMATIONSTORE     FILE                   FS          DG      DEVICE       COPY-GROUP
    M MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1)       D:\STR1\priv1.edb      D:          -       Harddisk1    EXG001,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG001,B001
    P PUBLICSTORE  PUBLIC1(STR1)        D:\STR1\pub1.edb       D:          -       Harddisk1    EXG001,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG001,B001
    T TRANSACT     -                    E:\STR1\E00*.log        E:          -       Harddisk2    EXG002,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG002,B001
    C CHECKPOINT   -                    E:\STR1\E00.chk        E:          -       Harddisk2    EXG002,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG002,B001
    DBServer A >
    データベースサーバBでdrmexgcatコマンドを実行して,バックアップ情報を確認します。
    DBServer B > drmexgcat
    STRAGEGROUP: STR1
    BACKUP-ID:0000000011 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000011
    START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1
    T OBJECT       INFORMATIONSTORE     FILE                   FS          DG      DEVICE       COPY-GROUP
    M MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1)       D:\STR1\priv1.edb      D:          -       Harddisk1    EXG003,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG003,B001
    P PUBLICSTORE  PUBLIC1(STR1)        D:\STR1\pub1.edb       D:          -       Harddisk1    EXG003,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG003,B001
    T TRANSACT     -                    E:\STR1\E00*.log        E:          -       Harddisk2    EXG004,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG004,B001
    C CHECKPOINT   -                    E:\STR1\E00.chk        E:          -       Harddisk2    EXG004,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG004,B001
    DBServer B >
  2. 正しくインポートされていることを確認します。
    バックアップサーバAでdrmexgcatコマンドを実行して,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がバックアップサーバAにインポートされていることを確認します。
    BKServer A > drmexgcat
    STRAGEGROUP: STR1
    BACKUP-ID:0000000001 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000001
    START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1
    T OBJECT       INFORMATIONSTORE     FILE                   FS          DG      DEVICE       COPY-GROUP
    M MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1)       D:\STR1\priv1.edb      D:          -       Harddisk1    EXG001,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG001,B001
    P PUBLICSTORE  PUBLIC1(STR1)        D:\STR1\pub1.edb       D:          -       Harddisk1    EXG001,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG001,B001
    T TRANSACT     -                    E:\STR1\E00*.log        E:          -       Harddisk2    EXG002,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG002,B001
    C CHECKPOINT   -                    E:\STR1\E00.chk        E:          -       Harddisk2    EXG002,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG002,B001
    BKServer A >
    バックアップサーバBでdrmexgcatコマンドを実行して,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がバックアップサーバBにインポートされていることを確認します。
    BKServer B > drmexgcat
    STRAGEGROUP: STR1
    BACKUP-ID:0000000011 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000011
    START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1
    T OBJECT       INFORMATIONSTORE     FILE                   FS          DG      DEVICE       COPY-GROUP
    M MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1)       D:\STR1\priv1.edb      D:          -       Harddisk1    EXG003,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG003,B001
    P PUBLICSTORE  PUBLIC1(STR1)        D:\STR1\pub1.edb       D:          -       Harddisk1    EXG003,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG003,B001
    T TRANSACT     -                    E:\STR1\E00*.log        E:          -       Harddisk2    EXG004,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG004,B001
    C CHECKPOINT   -                    E:\STR1\E00.chk        E:          -       Harddisk2    EXG004,B001
    - -            -                    -                      -           -       -            EXG004,B001
    BKServer B >
  3. 副ボリュームのバックアップデータをテープへバックアップします。
    バックアップサーバAでdrmmediabackupコマンドを実行して,副ボリュームのバックアップデータをテープへバックアップします。
    BKServer A > drmmediabackup 0000000001
    KAVX0001-I drmmediabackupコマンドを開始します。
    KAVX0402-I バックアップを開始します。
               バックアップの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。
               バックアップ元 = W:
    KAVX0402-I バックアップを開始します。
               バックアップの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。
               バックアップ元 = X:
    KAVX0403-I バックアップを完了しました。
               バックアップ元 = W:
    KAVX0403-I バックアップを完了しました。
               バックアップ元 = X:
    KAVX0040-I バックアップは以下の内容で取得されています。
               バックアップID = 0000000002
    KAVX0002-I drmmediabackupコマンドを終了します。
    BKServer A >
    バックアップサーバBでdrmmediabackupコマンドを実行して,副ボリュームのバックアップデータをテープへバックアップします。
    BKServer B > drmmediabackup 0000000011
    KAVX0001-I drmmediabackupコマンドを開始します。
    KAVX0402-I バックアップを開始します。
               バックアップの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。
               バックアップ元 = W:
    KAVX0402-I バックアップを開始します。
               バックアップの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。
               バックアップ元 = X:
    KAVX0403-I バックアップを完了しました。
               バックアップ元 = W:
    KAVX0403-I バックアップを完了しました。
               バックアップ元 = X:
    KAVX0040-I バックアップは以下の内容で取得されています。
               バックアップID = 0000000012
    KAVX0002-I drmmediabackupコマンドを終了します。
    BKServer B >
    この操作で,新しいバックアップIDとして,ローカルサイトでは「0000000002」,リモートサイトでは「0000000012」が付与されて,バックアップカタログに登録されます。
  4. 正しくテープへバックアップされていることを確認します。
    バックアップサーバAでdrmtapecatコマンドを実行して,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報があることを確認します。
    BKServer A > drmtapecat -backup_id 0000000002
    BACKUP-ID   BACKUP-OBJECT    SNAPSHOT TIME        EXPIRATION TIME      BACKUP-MEDIA
    0000000002  MSEXCHANGE       2007/11/01 11:00:00  2007/11/01 11:30:00  MEDIA1
    BKServer A >
    バックアップサーバBでdrmtapecatコマンドを実行して,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報があることを確認します。
    BKServer B > drmtapecat -backup_id 0000000012
    BACKUP-ID   BACKUP-OBJECT    SNAPSHOT TIME        EXPIRATION TIME      BACKUP-MEDIA
    0000000012  MSEXCHANGE       2007/11/01 11:00:00  2007/11/01 11:30:00  MEDIA1
    BKServer B >
  5. バックアップデータが格納されている副ボリュームをアンマウントします。
    バックアップサーバAでdrmumountコマンドを実行して,副ボリュームをアンマウントします。
    BKServer A > drmumount 0000000001
    KAVX0001-I drmumountコマンドを開始します。
    KAVX0406-I アンマウントを開始します。
               マウントポイント = W:
    KAVX0407-I アンマウントを完了しました。
               マウントポイント = W:
    KAVX0406-I アンマウントを開始します。
               マウントポイント = X:
    KAVX0407-I アンマウントを完了しました。
               マウントポイント = X:
    KAVX0232-I EXG001,B001を隠ぺいしました。
    KAVX0232-I EXG002,B001を隠ぺいしました。
    KAVX0234-I 物理ボリュームを再認識します。
    KAVX0235-I 物理ボリュームを再認識しました。
    KAVX0002-I drmumountコマンドを終了します。
    BKServer A >
    バックアップサーバBでdrmumountコマンドを実行して,副ボリュームをアンマウントします。
    BKServer B > drmumount 0000000011
    KAVX0001-I drmumountコマンドを開始します。
    KAVX0406-I アンマウントを開始します。
               マウントポイント = W:
    KAVX0407-I アンマウントを完了しました。
               マウントポイント = W:
    KAVX0406-I アンマウントを開始します。
               マウントポイント = X:
    KAVX0407-I アンマウントを完了しました。
               マウントポイント = X:
    KAVX0232-I EXG003,B001を隠ぺいしました。
    KAVX0232-I EXG004,B001を隠ぺいしました。
    KAVX0234-I 物理ボリュームを再認識します。
    KAVX0235-I 物理ボリュームを再認識しました。
    KAVX0002-I drmumountコマンドを終了します。
    BKServer B >

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