Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド

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7.7.2 ストレージグループをローカルサイトにリストアする

ローカルサイトに障害が発生してなく,正常に動作している場合に,ストレージグループをローカルサイトにリストアする例について説明します。ローカルサイトとリモートサイトの手順を分けて説明します。

この項の構成
(1) リモートサイトでの操作
(2) ローカルサイトでの操作

(1) リモートサイトでの操作

  1. TrueCopyのペア(常時ペア)を分割します。
    BKServer > pairsplit -g TC01 -d EXG11 -rw
    BKServer > pairsplit -g TC02 -d EXG12 -rw
    BKServer >
  2. バックアップデータのバックアップIDを確認します。
    バックアップIDを確認するには,バックアップサーバでdrmtapecatコマンドを実行します。
    BKServer >drmtapecat -l
    BACKUP-ID ORIGINAL-ID BACKUP-OBJECT INSTANCE SNAPSHOT TIME     EXPIRATION TIME   BACKUP-MEDIA
    0000000002 0000000001 MSEXCHANGE    default  2007/08/05 10:00:00 2007/11/05 10:00:00  -
    :
    :
    BKServer >
  3. バックアップしたデータをテープから副ボリュームへリストアします。
    リストアするには,バックアップサーバでEX_DRM_TAPE_RESTOREを実行します。マウントポイントとして「D:」ドライブを指定します。
    BKServer > EX_DRM_TAPE_RESTORE Operation_A -backup_id 0000000002 -mount_pt D:
    リストアを実行すると,バックアップサーバのバックアップカタログに,このリストア操作に関する情報が新しいバックアップID「0000000003」で登録されます。
  4. 正しくテープから副ボリュームへリストアされていることを確認します。
    バックアップサーバでdrmexgcatコマンドを実行して,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がバックアップサーバにリストアされていることを確認します。
    BKServer > drmexgcat
    STORAGEGROUP: STR1
    BACKUP-ID:0000000003 BACKUP-MODE: VSS STORAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000001
    START-TIME:2007/08/05 10:00:00 END-TIME: 2007/08/05 10:01:00 HOSTNAME:DBServer
    T OBJECT       INFORMATIONSTORE     FILE                   FS          DG      DEVICE       COPY-GROUP
    M MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1)       D:\STR1\priv1.edb      D:          -       Harddisk1    TC01,EXG11
    - -            -                    -                      -           -       -            TC01,EXG11
    T TRANSACT     -                    E:\STR1\E00*.log        E:          -       Harddisk2    TC02,EXG12
    - -            -                    -                      -           -       -            TC02,EXG12
    C CHECKPOINT   -                    E:\STR1\E00.chk        E:          -       Harddisk2    TC02,EXG12
    - -            -                    -                      -           -       -            TC02,EXG12
    BKServer >
  5. バックアップ情報を一時ファイルへエクスポートします。
    副ボリュームから正ボリュームへリストアするために,テープから副ボリュームへのリストア操作に関する情報を,データベースサーバにコピーする必要があります。EX_DRM_DB_EXPORTを実行し,リストア操作に関する情報を拡張コマンド用一時ディレクトリの一時ファイルへエクスポートします。
    BKServer > EX_DRM_DB_EXPORT Operation_A

(2) ローカルサイトでの操作

  1. 一時ファイルをローカルサイトのデータベースサーバで受け取ります。
    データベースサーバでEX_DRM_FTP_GETを実行し,バックアップサーバの一時ファイルを一括してデータベースサーバで受け取ります。一時ファイルは,データベースサーバの拡張コマンド用一時ディレクトリに格納されます。
    DBServer > EX_DRM_FTP_GET Operation_A -server BKServer -user admin -password password
    なお,この手順では,EX_DRM_FTP_GETを使用しないで,TrueCopyまたはUniversal Replicatorのペア機能を使用して,データを転送することもできます。
  2. バックアップサーバから転送した一時ファイルをデータベースサーバのバックアップカタログへインポートします。
    バックアップサーバから転送した一時ファイルを,データベースサーバのバックアップカタログへインポートします。一時ファイルをインポートするには,データベースサーバでEX_DRM_DB_IMPORTを実行します。
    DBServer >EX_DRM_DB_IMPORT Operation_A
  3. 正しくインポートされていることを確認します。
    データベースサーバでdrmexgcatコマンドを実行して,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がデータベースサーバにインポートされていることを確認します。
    DBServer > drmexgcat
    STORAGEGROUP: STR1
    BACKUP-ID:0000000003 BACKUP-MODE: VSS STORAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000001
    START-TIME:2007/08/05 10:00:00 END-TIME: 2007/08/05 10:01:00 HOSTNAME:DBServer
    T OBJECT       INFORMATIONSTORE     FILE                   FS          DG      DEVICE       COPY-GROUP
    M MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1)       D:\STR1\priv1.edb      D:          -       Harddisk1    TC01,EXG11
    - -            -                    -                      -           -       -            TC01,EXG11
    T TRANSACT     -                    E:\STR1\E00*.log        E:          -       Harddisk2    TC02,EXG12
    - -            -                    -                      -           -       -            TC02,EXG12
    C CHECKPOINT   -                    E:\STR1\E00.chk        E:          -       Harddisk2    TC02,EXG12
    - -            -                    -                      -           -       -            TC02,EXG12
    DBServer >
  4. 副ボリュームのデータを正ボリュームへリストアします。
    正ボリュームと副ボリュームを再同期することでリストアします。リストアするには,データベースサーバでEX_DRM_EXG_RESTOREを実行します。
    DBServer > EX_DRM_EXG_RESTORE Operation_A -resync
  5. コピーグループを再同期します。
    データベースサーバでEX_DRM_RESYNCを実行し,コピーグループを再同期します。
    DBServer > EX_DRM_RESYNC Operation_A

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