Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド
ここでは,SQL Serverのログ配布機能を使用するときに,ソースサーバの障害などの理由によって,配布先サーバを運用サーバとして稼働させる例について説明します。この例では,次の図に示すシステム構成を想定しています。
図6-28 配布先サーバを運用サーバに設定するためのシステム構成例
前提条件は次のとおりです。
- 配布先サーバのボリュームは,NTFSでフォーマットされていて,DドライブとEドライブにマウントされている。
- 配布先サーバでdrmsqlinitコマンドを実行している。
- リストア時にシステムデータベース(master,model,msdb)は指定しない。
- 配布先サーバのデータベースがスタンバイ状態になっている。
配布先サーバを運用サーバとして稼働させる手順について説明します。
配布先サーバを運用サーバとして稼働させるには:
- SQL Serverデータベースをリカバリします。
SQL Serverデータベースをリカバリします。リカバリするには配布先サーバでdrmsqlrecoverコマンドを実行します。PROMPT> drmsqlrecover SQL1 KAVX0001-I drmsqlrecoverコマンドを開始します。 KAVX1302-I リカバリを開始します。 KAVX1303-I リカバリを完了しました。 KAVX0002-I drmsqlrecoverコマンドを終了します。 PROMPT>- スタンバイ状態のデータベースをオンラインにします。
データベースが復旧したあと,Application Agentのコマンドを使用する場合,drmsqldisplayコマンドに-refreshオプションを指定して実行してください。
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