Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド
オペレーションIDとは,拡張コマンドの処理の対象となるリソースそれぞれに与える固有の文字列です。
ユーザーは,拡張コマンドが実行時に参照する情報を,あらかじめオペレーション定義ファイルに定義しておく必要があります。このオペレーション定義ファイルは,「_<オペレーションID>.dat」というファイル名で所定の場所に作成します。拡張コマンドの引数としてオペレーションIDを指定することによって,オペレーション定義ファイルの内容を拡張コマンドが参照できます。
拡張コマンドの設定をする前に,拡張コマンドで運用するすべてのサーバで一意に識別できる名称を準備してください。
オペレーションIDの指定例を次に示します。
"<運用対象のサーバ名>" + "<処理の対象となるリソースの名前>"
オペレーションIDは,64文字以内のASCII文字列で指定します。
オペレーションIDの文字列には,次の特殊文字を使用できます。
「!」,「#」,「$」,「%」,「&」,「'」,「(」,「)」,「+」,「_」,「-」,「^」,「@」,「,」「.」
ただし,これらの特殊文字を使用する場合,次の制限事項があります。
- 「-」を先頭に付けたオペレーションIDは作成できない。
- 「.」を単独で使用したオペレーションIDは作成できない。
- オペレーションIDに「&」または「^」を含む場合は,オペレーションIDを「"」で囲む必要がある。
オペレーションIDの大文字と小文字は区別されません。
オペレーションIDについて,次の注意事項があります。
- 同一のオペレーションIDを指定して拡張コマンドを並列実行することはできません。同一のオペレーションIDを指定して拡張コマンドを並列実行すると,拡張コマンドがエラー終了する,または拡張コマンドが処理の対象とするバックアップカタログが破壊されるおそれがあります。
ただし,EX_DRM_SQL_TLOG_BACKUPは,ほかの拡張コマンドと同一のオペレーションIDを指定して並列実行できます。- 一度作成したオペレーションIDの名称を変更,または使用をやめる場合は,自動生成された拡張コマンド用一時ディレクトリを削除する必要があります。
拡張コマンド用一時ディレクトリを削除する方法については,「(4) 不要なファイルの削除」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright© 2011, 2014, Hitachi, Ltd.