Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド

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3.8 SQL Serverとの連携に関する設定

ここでは,次の2種類の設定について説明します。

パラメーターの設定方法を次に示します。

ログインタイムアウトオプションまたは自動復旧時間を指定するには:

  1. sqlinit_<インスタンス名>.confをコピーします。

    コピー元
    <Application Agentのインストール先>\DRM\conf\MSSQL\sample\sqlinit.conf

    コピー先
    <Application Agentのインストール先>\DRM\conf\MSSQL\sqlinit_<対象インスタンス名>.conf
  2. sqlinit_<インスタンス名>.confにパラメーターを設定します。
    パラメーターは,空白なしの左詰めで記述します。パラメーター名とタイムアウト値の間は「=」で区切り,その前後に空白,タブを入れないで入力してください。「#」で始まる行は,コメント行と見なされます。
    パラメーターが重複して指定されている場合は,先に記述している値が有効になります。
    • SQL Serverログインタイムアウトオプションを指定する場合
      SQL_LOGIN_TIMEOUT=ログインタイムアウト値」を追加します。
    • SQL Server自動復旧時間を指定する場合
      SQL_AUTORECOVERY_TIME=SQL Server自動復旧時間」を追加します。
    各パラメーターの詳細を次の表に示します。

    表3-31 sqlinit_<インスタンス名>.confのパラメーター(SQL Serverログインタイムアウトオプションの指定)

    パラメーター 説明 デフォルト値
    SQL_LOGIN_TIMEOUT SQL Serverへのログイン要求の完了を待機する秒数を設定します。パラメーターが設定されている場合,設定した値をODBC機能SQLSetConnectAttrのSQL_ATTR_LOGIN_TIMEOUT属性に設定してSQL Serverへログインします。パラメーターが設定されていない場合は,SQL_ATTR_LOGIN_TIMEOUT属性は設定しません。
    SQL_LOGIN_TIMEOUTで設定する値は,drmsqlinitコマンドで設定するVDI生成タイムアウト時間よりも小さい値を設定してください。VDI生成タイムアウト時間よりも大きい値を設定した場合,drmsqlbackupコマンドではSQL Serverへのログイン要求で待機している間にVDI生成タイムアウトが発生しコマンドがエラー終了するおそれがあります。
    なし

    表3-32 sqlinit_<インスタンス名>.confのパラメーター(SQL Server自動復旧時間の指定)

    パラメーター 説明 デフォルト値
    SQL_AUTORECOVERY_TIME リストアコマンドでのSQL Server自動復旧時間(秒)を設定します。
    0以外の値が設定されている場合,設定した秒数の間,SQL Serverの自動復旧処理が終了するのを待機します。
    SQL_AUTORECOVERY_TIMEで設定する値は,自動復旧処理でのシステムデータベース(master,model,msdb,tempdb)の開始から復旧完了までの時間に2倍程度の余裕を考慮して設定してください。自動復旧処理でのシステムデータベース(master,model,msdb,tempdb)の開始から復旧完了までの時間は,SQL Serverログファイルで確認できます。
    0

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