Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド
- バックアップやリストア対象ディスクグループのファイルシステム(ドライブ)に複数のインスタンスを構成するデータファイルを配置しないでください。
- 次に示すディレクトリおよびファイルは,データファイル(*.mdfおよび*.ndf)とは別のディスクグループのファイルシステム(ドライブ)に配置してください。同じディスクグループのファイルシステム(ドライブ)に配置していると,バックアップ実行時にエラーになります。
- メタファイル格納ディレクトリ(drmsqlinitコマンドでVDIメタファイル格納ディレクトリを指定した場合)
- トランザクションログのバックアップ
- 複数のデータベースを構成するファイルを同じディスクグループのファイルシステム(ドライブ)に配置する場合は,すべてのデータベースを一括してバックアップおよびリストアする必要があります。Application Agent のバックアップでは,この条件に合っていない場合はバックアップ処理がエラー終了します。
- データベースを個別にバックアップまたはリストアする場合には,異なるディスクグループのファイルシステム(ドライブ)にデータベースのデータファイルを配置してください。
- tempdbはバックアップ対象のユーザーデータベースとは別のディスクグループのファイルシステム(ドライブ)に格納してください。
同じディスクグループのファイルシステム(ドライブ)に格納されている場合,ユーザーデータベースをリストアする際に,tempdbはオンライン状態のまま副ボリュームからリストアしたデータに書き換えられます。これによって,SQL Serverが不正な状態になります。この場合,SQL Serverを再起動することでtempdbが再作成され不正な状態から回復できます。SQL Serverを再起動後に,tempdbをバックアップ対象のユーザーデータベースとは別のディスクグループのファイルシステム(ドライブ)に変更してから,リストアを再実行してください。リストアを再実行する際には,「6.1.10 コマンドを実行するためのSQL Serverデータベースの条件」を参照して,データベースをリストア実行可能な状態か確認してください。
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