Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド

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2.6.3 メタファイルの配置

メタファイルは,バックアップ時にSQL Serverが出力するファイルです。メタファイルにはデータベース構成情報が保存されているため,リストア時に使用されます。

drmsqlinitコマンドでVDIメタファイル格納ディレクトリを指定した場合,副ボリュームのバックアップデータをテープにバックアップするときには,メタファイルもテープにバックアップする必要があります(メタファイルをデータベースファイルと同じディレクトリに格納するときは不要です)。

テープバックアップ時には,データベースサーバのメタファイル格納ディレクトリに作成されたメタファイルを,バックアップサーバにFTPなどで転送する必要があります。このとき,バックアップサーバ上のメタファイル格納ディレクトリと同じドライブ文字を割り当て,同じ名称のディレクトリに転送してください。

データベースサーバ,およびバックアップサーバでのメタファイルの配置を次の図に示します。

図2-18 メタファイルの配置

[図]

データベースサーバがMicrosoft Cluster ServiceまたはWindows Server Failover Clusteringを使用したクラスタ構成の場合,ストレージシステム上のボリュームにメタファイルを格納すると,クラスタサーバがフェールオーバーしたときにも副ボリュームからリストアできます。

SQL Serverのクラスタリソースがフェールオーバーしても,同時にフェールオーバーして使用できるように,SQL Serverのリソースグループに所属しているボリュームにメタファイルを格納することをお勧めします。

運用待機型のクラスタ構成(Active-Passive)の場合のメタファイルの配置を次の図に示します。

図2-19 メタファイルの配置(クラスタ構成の場合)

[図]

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