Replication Manager Software システム構成ガイド

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2.2.3 ホストおよびペア管理サーバのシステム要件

ホストとペア管理サーバの要件について説明します。

この項の構成
(1) オープン系システムの要件
(2) メインフレーム系システムの要件

(1) オープン系システムの要件

ホストとペア管理サーバの要件を次の表に示します。

表2-19 ホストおよびペア管理サーバの要件(オープン系システムの場合)

種別 OS 前提プログラム
ホスト Device Managerエージェントに準拠します。
ホストまたはペア管理サーバでサポートするOSについては,Device Managerの「ソフトウェア添付資料」を参照してください。
Device Managerエージェント6.0以降※1※2※3(任意)。Device ManagerエージェントとDevice Managerについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド」を参照してください。
従来のReplication Monitorで使用していたReplication Monitorエージェントは,Device Managerエージェントに統合されました。
ペア管理サーバ RAID Manager
Device Managerエージェント6.0以降※1※2※3

注※1
Device Managerエージェントのバージョンによって,Replication Managerで実行できる機能が制限されるおそれがあるため,Replication Managerのバージョンと一致させることをお勧めします。Device Managerエージェントのバージョンによる制限事項については,「C.1 Device Managerのバージョンによる制限事項」を参照してください。

注※2
Device Managerエージェントがインストールされていて,次の条件のどちらかに該当する場合には,Device Managerエージェントのプロパティファイルを設定する必要があります。
設定を行わない場合には,Replication Managerでペア情報,プール,およびジャーナル情報の取得ができなくなるおそれがあります。
  • Device Managerエージェントのバージョンが6.4より前のバージョンである
  • RAID Managerのバージョンが次のバージョンより前のバージョンである
    Windowsの場合
    01-17-03/05
    SolarisまたはLinuxの場合
    01-21-03/05

Device Managerエージェントのプロパティファイルの設定方法:
Device Managerエージェントのプロパティ(server.properties)に次の値を設定します。
server.agent.rm.optimization.userHorcmFile=true
詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド」を参照してください。

注※3
VMware ESX 4.xまたはVMware ESXi 4.xのゲストOSで動作しているDevice Managerエージェントと連携する場合,Device ManagerサーバおよびDevice Managerエージェントはバージョン7.0.1以降を使用してください。 VMware ESXi 5.xのゲストOSで動作しているDevice Managerエージェントと連携する場合,Device ManagerサーバおよびDevice Managerエージェントはバージョン7.2以降を使用してください。

(2) メインフレーム系システムの要件

メインフレーム系システムでは,ホストをペア管理サーバとも呼びます。

ホストの要件を次の表に示します。

表2-20 ホストの要件(メインフレーム系システムの場合)

OS 前提プログラム
Business Continuity ManagerまたはMainframe Agentに準拠します。 Business Continuity Manager 5.0以降またはMainframe Agent 6.0以降
コピーペアを管理する場合は,Business Continuity Manager 6.2以降が必要です。
監視するだけの場合は,Business Continuity Manager(6.1以前)またはMainframe Agentが必要です。

注※
Business Continuity ManagerまたはMainframe Agentのバージョンによって,Replication Managerで実行できる機能が制限されるおそれがあります。Business Continuity ManagerまたはMainframe Agentのバージョンによる制限事項については,「C.2 Business Continuity ManagerまたはMainframe Agentのバージョンによる制限事項」を参照してください。
重要
Replication ManagerとBusiness Continuity Manager間でIPv6接続またはHTTPS(SSL)通信する場合は,IBM HTTP Server(WebSphere Application Server for z/OSに同梱されているオプション製品)が必要です。

Business Continuity Managerの要件については,マニュアル「Hitachi Business Continuity Manager インストールガイド」を参照してください。Mainframe Agentの要件については,マニュアル「Hitachi Command Suite Software Mainframe Agent ユーザーズガイド」を参照してください。

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