Tuning Manager - Agent for RAID

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5.1 パフォーマンスデータの収集タイミングを変更する

ここでは,HTM - Agent for RAIDのパフォーマンスデータの収集タイミングを変更する方法について説明します。HTM - Agent for RAIDやストレージシステムの性能を維持するために,パフォーマンスデータの収集タイミングを変更してください。パフォーマンスデータの収集間隔を広くすると,HTM - Agent for RAIDやストレージシステムに掛かる負荷が軽減されます。

HTM - Agent for RAIDのパフォーマンスデータの収集タイミングを変更する方法は,パフォーマンスデータの性質によって異なります。HTM - Agent for RAIDのパフォーマンスデータは,性能情報と構成情報に大別できます。

性能情報の収集タイミングを変更する場合
性能情報は,PIレコードタイプのレコードに格納されます。性能情報の収集タイミングを変更するためには,jpcasrec outputコマンドおよびjpcasrec updateコマンドを使用して,PIレコードタイプのレコードのCollection Intervalの値を変更します。GUIで性能情報の収集タイミングを変更する方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software ユーザーズガイド」を参照してください。
jpcasrec outputコマンドおよびjpcasrec updateコマンドの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」を参照してください。また,変更できる値は,レコードごとに定義されています。変更できる値については「7. レコード」を参照してください。

構成情報の収集タイミングを変更する場合
構成情報は,PDレコードタイプのレコードに格納されます。しかしHTM - Agent for RAIDの場合,PDレコードタイプのレコードのCollection Intervalの値は変更できません。構成情報の収集タイミングを変更するためには,HTM - Agent for RAIDが提供する収集時刻定義ファイルまたはコマンドを使用します。
収集時刻定義ファイルとコマンドは,目的に応じて使い分けてください。
  • 収集時刻定義ファイル
    ボリュームマイグレーションなど定期的に実施される構成変更に対応します。
  • コマンド
    ドライブの追加など不定期に実施される構成変更に対応します。
2つの手段を併用すると,HTM - Agent for RAIDを柔軟に運用できます。

次項では,構成情報の収集タイミングを変更する方法について説明します。

この節の構成
5.1.1 収集時刻定義ファイルに定義したタイミングで構成情報を収集する
5.1.2 コマンドを実行したタイミングで構成情報を収集する

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