Tuning Manager Software ユーザーズガイド
jpcrpt -o <出力ファイル> [-mx <最大ヒープサイズ>] [-y] [-rc <更新回数>] [-ri <更新間隔>] [-dateformat <日付フォーマットのパターン名>] [-dateseparator <日付フォーマットのセパレーター名>] [-exportseparator <レポート出力時の日付フォーマットのセパレーター名>] <入力ファイル>jpcrptコマンドは,レポートをCSV形式またはHTML形式でファイルに出力するコマンドです。出力定義は,コマンドライン引数として指定されたXML形式のパラメーターファイルから取得します。パラメーターファイルには,出力対象となるレポートおよびShow options画面相当の項目が指定できます。HTML形式で出力する場合は,入力ファイルでhtml-outputタグの設定が必要です。
1パラメーターファイルに1レポートを指定できます。出力するレポートがリアルタイムレポートの場合,CSV形式によるレポート出力のときは,rcオプションで指定した更新回数分のデータを,riオプションで指定した更新間隔に従って,出力ファイルの末尾に追記します。HTML形式によるレポート出力のときは,コマンド実行時の最新のデータでHTMLファイルを出力します。HTMLファイルを出力したあと,データは更新されません。また,HTML形式によるレポート出力では,rcオプションとriオプションを指定しても無効になります。
また,大量データのレポートをHTML形式で出力する場合,メモリー不足が発生してレポートが表示できないときがあります。その場合には,HTML形式で出力するときに必要なメモリー量を算出し,必要であればJavaのヒープサイズを拡張して,再度レポートを表示してください。jpcrptコマンドを使用してHTML形式で出力する場合に必要なメモリー量の見積もり方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」を参照してください。
シングルエージェントレポートに対して,複数エージェントを指定した場合は,エラーになります。
なお,jpcrptコマンドを使って出力したCSV形式のファイルは,htm-csv-convertコマンドを使って一般的な表計算ソフトでグラフ化しやすい形式に変換できます。htm-csv-convertコマンドを使って形式を変換する方法については,「5.5 CSVレポートの形式変換」を参照してください。
- Windowsの場合
- Administrators権限を持つユーザー
- SolarisおよびLinuxの場合
- rootユーザー権限を持つユーザー
- Windowsの場合
- <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\PerformanceReporter\tools\
- Solarisの場合
- /opt/HiCommand/TuningManager/PerformanceReporter/tools/
- Linuxの場合
- <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/PerformanceReporter/tools/
jpcrptコマンド引数のオプションを次の表に示します。
オプション 必須
任意目的 備考 -o <出力ファイル> 必須 レポートを出力するファイル名称を指定します。指定しないとエラーになります。また,出力ファイル名には,次に示す文字以外のASCII文字を含めないでください。
# % < > & \
ただし,出力先のファイルシステムによっては,これら以外にも使用できない文字がある場合があります。
絶対ファイルパス名,相対ファイルパス名,ファイル名を指定できます。絶対ファイルパス名以外の場合,カレントディレクトリを基点とします。指定されたディレクトリが存在しない場合,エラーになります。指定されたファイルが重複した場合,-yオプションの指定に従います。
出力ファイル名は,レポートの出力形式と指定するファイル名によって「表12-55 出力形式,指定するファイル名による出力ファイル名の違い」のように異なります。CSV形式の場合,指定するファイル名に拡張子がないときは,出力するファイル名も拡張子を持ちません。HTML形式の場合は,指定するファイル名に拡張子があるないに関係なく,htmとpng(グラフ画像)の拡張子を持つファイルが出力されます。なし -mx <最大ヒープサイズ> 任意 Javaの最大ヒープサイズをMB単位で指定します。指定する最大ヒープサイズは,1~1,024の範囲の整数で指定します。省略した場合,64MBとなります。範囲外の値を指定すると,エラーになります。実際に取得できる最大サイズは,システムに依存します。
なお,このオプションは,メモリー不足が原因でKAVJK0401-Eメッセージが出力され,コマンドが異常終了した場合に,最大ヒープサイズをデフォルトの64MBより大きいサイズに拡張するときに指定してください。なし -y 任意 -oオプションで指定した出力先のファイルが重複した場合,確認メッセージを出力するかどうかを指定します。
このオプションを指定した場合は,上書き確認メッセージを出力しないで,既存のファイルに上書きします。このオプションを省略した場合は,上書き確認メッセージを出力します。上書き確認メッセージに対して,「y」または「Y」で応答すると,既存のファイルに上書きします。それ以外の値で応答すると,処理を中断します。なし -rc <更新回数> 任意 リアルタイムレポートの更新間隔に従い,複数回にわたって出力する場合の更新回数を指定します。指定する更新回数は,1~2,147,483,647までの範囲で指定します。省略した場合,1となります。範囲外の値を指定すると,エラーになります。履歴レポートに対して指定した場合およびHTML出力の場合は,無視されます。 なし -ri <更新間隔> 任意 リアルタイムレポートのレポート定義に指定してある更新間隔を変更する場合に指定します。指定する更新間隔は,レポート定義時の更新間隔の最小値~3,600秒までの範囲で指定します。省略した場合,レポート定義時の更新間隔の初期値となります。範囲外の値を指定すると,エラーになります。履歴レポートに対して指定した場合およびHTML出力の場合は,無視されます。 なし -dateformat <日付フォーマットのパターン名> 任意 指定したパターン名に対応する日付フォーマットで,入力ファイルの<expression-value>,<start-time>,<end-time>,<baseline-start-time>タグに記述した日付の形式を判定します。また,出力ファイルの日付の形式を決定します。指定できる日付フォーマットのパターン名を次に示します。
- pattern-ddMMyyyy
- pattern-MMddyyyy
- pattern-yyyyMMdd
なし -dateseparator <日付フォーマットのセパレーター名> 任意 指定したセパレーター名に対応するセパレーター文字列で,入力ファイルの<expression-value>,<start-time>,<end-time>タグに記述したセパレーターの形式を判定します。また,出力ファイルのセパレーターの形式を決定します。指定できる日付フォーマットのセパレーター名を次に示します。
- space
- slash
- hyphen
- period
なし -exportseparator <レポート出力時の日付フォーマットのセパレーター名> 任意 レポート出力時の日付フォーマットセパレーター名に対応するセパレーター文字列を指定します。このオプションの指定は,-dateseparatorの指定よりも優先されます。指定できる日付フォーマットのセパレーター名を次に示します。省略した場合,config.xmlの設定値になります。
- space
- slash
- hyphen
- period
なし <入力ファイル> 必須 レポート出力するためのXML形式のパラメーターファイルを指定します。このパラメーターファイルは,後述の「パラメーターファイルの形式」に基づいて作成されたファイルです。絶対ファイルパス名,相対ファイルパス名,ファイル名が指定でき,絶対ファイルパス名以外の場合,カレントディレクトリを基点とします。 なし 表12-55 出力形式,指定するファイル名による出力ファイル名の違い
出力形式 指定するファイル名 出力ファイル名 CSV output output output.csv (推奨) output.csv HTML output (推奨) output.htm output.png output.htm output.htm.htm output.htm.png XMLタグ仕様
種別 説明 意味 レポートを出力する場合に,レポート定義とエージェントの組み合わせを指定します。 指定可能値 なし 省略 可(launch-report,launch-registration-reportまたはlaunch-combination-bookmarkのどれか1つだけを指定する必要があります) 属性 なし 親要素 pr-cli-parameters 子要素 agent(複数指定できます) report-definition
種別 説明 意味 レポート出力対象となるエージェントを1つ指定します。 指定可能値 Agent CollectorサービスのサービスIDを指定します。1桁目はエージェントのプロダクトIDを指定します。プロダクトIDについては,各PFM-Agentマニュアルを参照してください。2桁目は「A」(Agent Collector)を指定します。
存在しないサービスIDおよびプロダクトが混在したサービスIDを指定するとエラーになります。サービスIDを重複して指定した場合,先に指定したサービスIDが有効になります。「report-definition」に指定したレポートのレポート種別が複数のエージェント以外のときにサービスIDを複数指定すると,エラーになります。省略 不可 属性 なし 親要素 launch-report 子要素 なし
種別 説明 意味 レポート出力対象となるレポート定義を1つ指定します。エラーになる条件を次に示します。
- 指定したレポート定義のプロダクトと同じプロダクトのエージェントを指定していない場合
- レポート定義のデータモデルバージョンと同じか,それ以上のデータモデルバージョンとなるエージェントを指定していない場合
指定可能値 なし 省略 不可 属性 name 1~64文字(バイトではない)の全角文字または半角文字でファイル出力するレポート定義名を指定します。レポート定義名に「\」または「/」を含む場合,それぞれ「\\」「\/」と記述します。
存在しないレポート名を指定すると,エラーになります。省略するとエラーになります。parent-folder name属性で指定したレポート定義の親ディレクトリをディレクトリパスで指定します。ディレクトリパスは「/」で始まり,上位レベルのディレクトリ名から順に半角「/」で区切って指定します。ルートディレクトリを指定する場合は,「/」だけを指定します。ディレクトリ名に「\」または「/」を含む場合,それぞれ「\\」「\/」と記述します。存在しないディレクトリを指定すると,エラーになります。また,省略するとエラーになります。 親要素 launch-report 子要素 launch-options(1report-definitionに1回だけ指定できます。省略できます) html-output(1report-definitionに1回だけ指定できます。省略できます)
種別 説明 意味 レポートの取得条件を指定します。 指定可能値 なし 省略 可(省略時は設定しません) 属性 なし 親要素 report-definition,registration-report-definition 子要素 indication-settings(1launch-optionsに1回だけ指定できます。省略できます) realtime-indication-settings(1launch-optionsに1回だけ指定できます。省略できます) expression-values(1launch-optionsに1回だけ指定できます。省略できます)
種別 説明 意味 次の値を指定します。 レコード定義のレポート種別が「リアルタイム(1つのエージェント)」の場合に指定すると,エラーになります。
- レポート取得間隔
- レポート間隔
- 開始日時
- 終了日時
- ピーク時間
- 最大レコード数
指定可能値 なし 省略 可(子要素を含め,レポート定義の値を適用します) 属性 maximum-number-of-records 1~2,147,483,647の整数でレポートを取得する最大レコード数の上限値を指定します。指定できる上限は,config.xmlの<command>タグのmaxFetchCountで指定される値となります。それよりも大きい値を指定すると,maxFetchCountの値を適用します。また,config.xmlの<command>タグのmaxFetchCountの値がレポート定義で指定される値よりも小さい場合は,maxFetchCountの値を適用します。
省略時は,レポート定義の値となります。親要素 launch-options 子要素 date-range(1indication-settingsに1回だけ指定できます。省略できます) start-time(1indication-settingsに1回だけ指定できます。省略できます) end-time(1indication-settingsに1回だけ指定できます。省略できます) report-interval(1indication-settingsに1回だけ指定できます。省略できます) peak-time(1indication-settingsに1回だけ指定できます。省略できます)
種別 説明 意味 レポートの取得期間を指定します。 指定可能値 次の値を指定できます。大文字と小文字は区別しません。
- 過去1時間以内の場合「WITHIN_THE_PAST_HOUR」
- 過去1日(24時間)以内の場合「WITHIN_THE_PAST_24_HOURS」
- 過去7日以内の場合「WITHIN_THE_PAST_7_DAYS」
- 過去1か月以内の場合「WITHIN_THE_PAST_MONTH」
- 過去1年以内の場合「WITHIN_THE_PAST_YEAR」
- レポート表示時に指定する場合「SPECIFY_WHEN_DISPLAYED」
省略 可(レポート定義の値を適用します) 属性 なし 親要素 indication-settings,combination-indication-settings 子要素 なし
種別 説明 意味 レポート間隔を指定します。 指定可能値 次の値を指定できます。大文字と小文字は区別しません。 レポートまたは登録レポートを出力する場合,レポート定義のレコードがPIレコード以外の場合に指定すると,エラーになります。複合レポートを出力する場合はエラーにならず,出力対象のうちPIレコードの系列だけがこの値を参照します。レポート定義にpeak timeが設定されている場合,「HOUR」以外を指定するとpeak timeは無効となります。
- 分単位の場合「MINUTE」
- 時間単位の場合「HOUR」
- 日単位(24時間)の場合「DAY」
- 週単位の場合「WEEK」
- 月単位の場合「MONTH」
- 年単位の場合「YEAR」
省略 可(レポート定義の値を適用します) 属性 なし 親要素 indication-settings,combination-indication-settings 子要素 なし
種別 説明 意味 開始日時を指定します。 指定可能値 report-intervalで指定したフォーマットで指定します。report-intervalが指定できないレポートは,「MINUTE」が指定された場合のフォーマットで指定します。フォーマットについては「表12-88 start-time,end-time,およびbaseline-start-timeの入力フォーマット」を参照してください。
- (例1)
- 引数-dateformatに「pattern-yyyyMMdd」を,引数-dateseparatorに「space」を指定し,report-intervalに「MINUTE」を指定した場合,start-timeは「YYYY△MM△DD△hh:mm」のフォーマットで指定します(YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時,mm= 分)。
- (例2)
- 引数-dateformatに「pattern-yyyyMMdd」を,引数-dateseparatorに「slash」を指定し,report-intervalに「MINUTE」を指定した場合,start-timeは「YYYY/MM/DD△hh:mm」のフォーマットで指定します(YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時,mm= 分)。
- (例3)
- 引数-dateformatに「pattern-yyyyMMdd」を,引数-dateseparatorに「hyphen」を指定し,report-intervalに「MINUTE」を指定した場合,start-timeは「YYYY-MM-DD△hh:mm」のフォーマットで指定します(YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時,mm= 分)。
次の条件を満たす場合,エラーになります。
- (例4)
- 引数-dateformatに「pattern-yyyyMMdd」を,引数-dateseparatorに「period」を指定し,report-intervalに「MINUTE」を指定した場合,start-timeは「YYYY.MM.DD△hh:mm」のフォーマットで指定します(YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時,mm= 分)。
- 指定値不正
- フォーマット不正
- end-timeより大きい値を指定
- 指定した年が1970以下,または2036以上
省略 date-rangeおよびend-time指定値との組み合わせに依存します。詳細については,後述の注意事項を参照してください。 属性 なし 親要素 indication-settings,combination-indication-settings 子要素 なし
種別 説明 意味 終了日時を指定します。 指定可能値 report-intervalで指定したフォーマットで指定します。report-intervalが指定できないレポートは,「MINUTE」が指定された場合のフォーマットで指定します。フォーマットについては「表12-88 start-time,end-time,およびbaseline-start-timeの入力フォーマット」を参照してください。
- (例1)
- 引数-dateformatに「pattern-yyyyMMdd」を,引数-dateseparatorに「space」を指定し,report-intervalに「MINUTE」を指定した場合,end-timeは「YYYY△MM△DD△hh:mm」のフォーマットで指定します(YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時,mm= 分)。
- (例2)
- 引数-dateformatに「pattern-yyyyMMdd」を,引数-dateseparatorに「slash」を指定し,report-intervalに「MINUTE」を指定した場合,end-timeは「YYYY/MM/DD△hh:mm」のフォーマットで指定します(YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時,mm= 分)。
- (例3)
- 引数-dateformatに「pattern-yyyyMMdd」を,引数-dateseparatorに「hyphen」を指定し,report-intervalに「MINUTE」を指定した場合,end-timeは「YYYY-MM-DD△hh:mm」のフォーマットで指定します(YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時,mm= 分)。
次の条件を満たす場合,エラーになります。
- (例4)
- 引数-dateformatに「pattern-yyyyMMdd」を,引数-dateseparatorに「period」を指定し,report-intervalに「MINUTE」を指定した場合,end-timeは「YYYY.MM.DD△hh:mm」のフォーマットで指定します(YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時,mm= 分)。
- 指定値不正
- フォーマット不正
- start-timeより小さい値を指定
- 指定した年が1970以下,または2036以上
省略 date-rangeおよびstart-time指定値との組み合わせに依存します。詳細については,後述の注意事項を参照してください。 属性 なし 親要素 indication-settings,combination-indication-settings 子要素 なし
種別 説明 意味 ピーク時間を指定します。 指定可能値 ピーク時間を指定したいフィールドIDを指定します。「NONE」を指定すると,レポート定義で指定したフィールドIDは無効になります。
レポート定義が次の条件のどれかに該当するときに指定した場合,エラーになります。
- レコードがPIレコード以外
- レコードが複数インスタンス
- report-intervalがHOUR以外
省略 可(レポート定義の値を適用します) 属性 なし 親要素 indication-settings 子要素 なし 表12-66 realtime-indication-settings
種別 説明 意味 リアルタイムレポートのランキング表示を指定します。
レポート定義のレポート種別が「リアルタイム(1つのエージェント)」の場合に指定できます。それ以外の場合は,エラーになります。指定可能値 なし 省略 可(子要素を含め,レポート定義の値を適用します) 属性 indicate-delta-value デルタ値で取得する場合は「TRUE」,それ以外は「FALSE」と指定します。省略時は,レポート定義の値を適用します。 親要素 launch-options 子要素 display-by-ranking(1realtime-indication-settingsに1回だけ指定できます。省略できます)
種別 説明 意味 ランキング取得フィールド,取得数,降順かどうかを指定できます。
レポート定義のレコードが単数インスタンスの場合,エラーになります。指定可能値 なし 省略 可(子要素を含め,レポート定義の値を適用します) 属性 field ランキング取得するフィールドIDを指定します。指定可能値については,「7.7.2 レポートの表示時または表示中に設定する表示条件」を参照してください。
ランキング取得をしない場合は,「NONE」を指定します。「NONE」の指定は,大文字と小文字は区別しません。省略するとエラーになります。display-number ランキング取得する件数を1~100の整数で指定します。範囲外を指定するとエラーになります。field属性が「NONE」の場合にdisplay-numberを指定すると,エラーになります。
field属性指定時に省略した場合,レポート定義でfield属性が指定されていれば,レポート定義の値,それ以外の場合は10となります。in-descending-order ランキング取得の判定基準となるフィールドIDを降順または昇順でソートし,先頭からdisplay-number属性で指定した件数分を取得します。
昇順でソートする場合は「TRUE」,降順でソートする場合は「FALSE」を指定します。
field属性が「NONE」の場合にin-descending-orderを指定すると,エラーになります。
field属性指定時に省略した場合,レポート定義でfield属性が指定されていれば,レポート定義の値,それ以外の場合は「NONE」となります。field属性が指定されていなければ,「FALSE」となります。親要素 realtime-indication-settings 子要素 なし
種別 説明 意味 条件式を1つ以上指定します。
「specify when displayed」で設定された条件式を含まないレポートに指定すると,エラーになります。指定可能値 なし 省略 可(省略時は設定しません) 属性 なし 親要素 launch-options 子要素 expression-value(複数指定できます)
種別 説明 意味 条件式の値を1つ指定します。 指定可能値 pos属性で指定された行の式の値を指定します。
指定可能値およびエラーの条件については,「7.7.2 レポートの表示時または表示中に設定する表示条件」を参照してください。省略 可(expression-valuesを指定した場合は省略できません) 属性 pos 条件式に「specify when displayed」が設定されている単純式の出現順を0から始まる整数で指定します。出現順は,Show options画面で表示される条件式の表示順と一致します。Show options画面で1番目に表示される条件式のposの値は0となり,3番目に表示される条件式のposの値は2となります。
指定できる範囲は,0~「specify when displayed」が設定されている単純式の個数-1となります。
最初のexpression-valueタグでposを省略すると,0となります。2番目以降のexpression-valueタグでposを省略すると,1つ前のposの値+1となります。
posに同じ値を複数指定できます。この場合,最後に指定された値が有効になります。
範囲外の値を指定すると,エラーになります。親要素 expression-values 子要素 なし
種別 説明 意味 HTML形式でレポートを出力します。出力するレポートのフォーマットについては,後述の出力ファイルを参照してください。
HTML形式のレポートは,次の形式でデータを表示できます。表示形式は,子要素で指定します。子要素を指定しない場合は,ヘッダー部分のレポート定義名だけが出力されます。
- グラフ表示
- テーブル表示
指定可能値 なし 省略 CSV形式でレポート出力します。 属性 なし 親要素 report-definition,registration-report-definition 子要素 ※ show-graph(1html-outputに1回だけ指定できます。省略できます) show-table(1html-outputに1回だけ指定できます。省略できます)
- 注※
- 子要素を指定する場合は,記載順に指定します。
注意:このタグを指定する場合は,pr-cli-parametersのver属性を「0110」以降にしてください。
種別 説明 意味 出力するレポートにグラフを表示します。グラフを表示する場合は,レポート定義でグラフ表示する設定をし,かつこのタグを指定します。レポート定義またはこのタグのどちらかの指定が無効の場合エラーにはなりませんが,レポートにグラフは表示されません。レポートに表示するグラフオプションは,子要素で指定します。子要素を指定しない場合は,デフォルト設定のグラフが表示されます。 指定可能値 なし 省略 レポートにはグラフを表示しません。 属性 なし 親要素 html-output 子要素 graph-options(1show-graphに1回だけ指定できます。省略できます)
種別 説明 意味 グラフオプションの設定を変更します。子要素の指定によって,次の項目の設定を変更できます。
- 3Dで表示する
- グリッドを表示する
- 縦軸の最大値と最小値を手動で設定する
指定可能値 なし 省略 3D表示オフ,グリッド表示オフ,縦軸は自動設定となります。 属性 zoom-scale グラフの拡大率を指定します。選択できる値は,100,200,400,600,800のどれかです。省略するまたは,不正な値を指定した場合は,エラーになります。 親要素 show-graph 子要素 ※ show-3d(1graph-optionsに1回だけ指定できます。省略できます) show-grid(1graph-optionsに1回だけ指定できます。省略できます) vertical-axis(1graph-optionsに1回だけ指定できます。省略できます)
- 注※
- 子要素を指定する場合は,記載順に指定します。
種別 説明 意味 グラフを3Dで表示します。ただし,グラフ種別が線,面(積み上げ面)グラフの場合はエラーになります。 指定可能値 なし 省略 グラフを2Dで表示します。 属性 なし 親要素 graph-options 子要素 なし
種別 説明 意味 グラフ上にグリッドを表示します。ただし,グラフ種別が円グラフの場合はエラーになります。 指定可能値 なし 省略 グリッドを表示しません。 属性 なし 親要素 graph-options 子要素 なし
種別 説明 意味 レポートで表示するグラフの縦軸の範囲を指定します。ただし,グラフ種別が円グラフの場合はエラーになります。 指定可能値 なし 省略 縦軸がグラフのデータに応じて自動で設定されます。 属性 minvalue 縦軸の最小値を実数値で指定します。指定できる範囲は,-1.797E308~1.797E308です。省略時およびminvalue>maxvalueの場合は,エラーになります。 maxvalue 縦軸の最大値を実数値で指定します。指定できる範囲は,-1.797E308~1.797E308です。省略時およびminvalue>maxvalueの場合は,エラーになります。 親要素 graph-options 子要素 なし
種別 説明 意味 出力するレポートでテーブル(表)を表示します。テーブルを表示する場合は,レポート定義でテーブル表示を設定し,かつこのタグを指定します。レポート定義およびこのタグのどちらかの指定が無効の場合エラーにはなりませんが,レポートにテーブルは表示されません。 指定可能値 なし 省略 レポートにはテーブルを表示しません。 属性 なし 親要素 html-output 子要素 なし 表12-77 launch-registration-report
種別 説明 意味 ブックマーク階層のブックマーク(複合ブックマークを含む)の配下にある登録レポートを指定します。 指定可能値 なし 省略 可(launch-report,launch-registration-reportまたはlaunch-combination-bookmarkのどれか1つだけを指定する必要があります) 属性 なし 親要素 pr-cli-parameters 子要素 registration-report-definition 注意:このタグを指定する場合は,pr-cli-parametersのver属性を「0200」にしてください。
表12-78 registration-report-definition
種別 説明 意味 レポート出力対象となる登録レポートを1つ指定します。 指定可能値 なし 省略 可(launch-registration-reportを指定した場合は省略不可) 属性 bookmark-name ファイル出力する登録レポートが格納されているブックマーク(複合ブックマークを含む)の名前を指定します。ブックマーク名に「\」または「/」を含む場合は,それぞれ「\\」または「\/」と記述します。存在しないブックマークを指定した場合はエラーになります。省略した場合はエラーになります。 report-name ファイル出力する登録レポートの名前を指定します。「\」または「/」を含める場合は,それぞれ「\\」または「\/」と記述します。bookmark-name属性で指定したブックマーク配下に存在しない登録レポートを指定するとエラーになります。省略した場合はエラーになります。
注意:同一ブックマーク配下に同じ名称の登録レポートが複数定義されている場合,コマンドによって1つ目に情報取得された登録レポートが出力されます。bookmark-parent-folder bookmark-name属性で指定したブックマークの親ディレクトリをディレクトリパスで指定します。ディレクトリパスは「/」で始まり,上位レベルのディレクトリ名から順に半角「/」で区切って指定します。ルートディレクトリを指定する場合は,「/」だけを指定します。ディレクトリ名に「\」または「/」を含む場合,それぞれ「\\」「\/」と記述します。存在しないディレクトリを指定すると,エラーになります。また,省略するとエラーになります。 親要素 launch-registration-report 子要素 ※ launch-options(1registration-report-definitionに1回だけ指定できます。省略できます) html-output(1registration-report-definitionに1回だけ指定できます。省略できます)
- 注※
- 子要素を指定する場合は,記載順に指定します。
表12-79 launch-combination-bookmark
種別 説明 意味 ブックマーク階層の複合ブックマークを指定します。 指定可能値 なし 省略 可(launch-report,launch-registration-reportまたはlaunch-combination-bookmarkのどれか1つだけを指定する必要があります) 属性 なし 親要素 pr-cli-parameters 子要素 combination-definition 注意:このタグを指定する場合は,pr-cli-parametersのver属性を「0200」にしてください。
種別 説明 意味 レポート出力対象となる複合ブックマークを1つ指定します。 指定可能値 なし 省略 可(launch-combination-bookmarkを指定した場合は省略不可) 属性 bookmark-name ファイル出力する複合ブックマークの名前を指定します。ブックマーク名に「\」または「/」を含む場合は,それぞれ「\\」または「\/」と記述します。存在しないブックマーク,複合ブックマークではないブックマークを指定した場合はエラーになります。省略した場合はエラーになります。 bookmark-parent-folder bookmark-name属性で指定したブックマークの親ディレクトリをディレクトリパスで指定します。ディレクトリパスは「/」で始まり,上位レベルのディレクトリ名から順に半角「/」で区切って指定します。ルートディレクトリを指定する場合は,「/」だけを指定します。ディレクトリ名に「\」または「/」を含む場合,それぞれ「\\」「\/」と記述します。存在しないディレクトリを指定すると,エラーになります。また,省略するとエラーになります。 親要素 launch-combination-bookmark 子要素 ※ combination-options(1combination-definitionに1回だけ指定できます。省略できます) combination-graph-options(1combination-definitionに1回だけ指定できます。省略できます)
- 注※
- 子要素を指定する場合は,記載順に指定します。
種別 説明 意味 複合レポートを出力する場合のオプションを指定します。なお,ベースラインの表示設定は,子要素で指定します。 指定可能値 なし 省略 複合レポートの表示オプションは設定されません。 属性 なし 親要素 combination-definition 子要素 ※ combination-indication-settings(1combination-optionsに1回だけ指定できます。省略できます) baseline-indication-settings(1combination-optionsに1回だけ指定できます。省略できます)
- 注※
- 子要素を指定する場合は,記載順に指定します。
表12-82 combination-graph-options
種別 説明 意味 複合レポートを出力する場合のグラフオプションの設定を変更します。 指定可能値 なし 省略 グラフの拡大率は100%となります。 属性 zoom-scale グラフの拡大率を値で指定します。選択できる値は100,200,400,600,800のどれかで,元のグラフの何%で拡大表示するかを選択します。省略するまたは,不正な値を指定した場合はエラーとなります。 親要素 combination-definition 子要素 なし 表12-83 combination-indication-settings
種別 説明 意味 複合レポートに対して,レポート取得期間,レポート間隔,開始日時,終了日時を指定します。 指定可能値 なし 省略 子要素で指定する値を含め,レポート定義の値が適用されます。 属性 なし 親要素 combination-options 子要素 date-range(1combination-indication-settingsに1回だけ指定できます。省略できます) start-time(1combination-indication-settingsに1回だけ指定できます。省略できます) end-time(1combination-indication-settingsに1回だけ指定できます。省略できます) report-interval(1combination-indication-settingsに1回だけ指定できます。省略できます) 表12-84 baseline-indication-settings
種別 説明 意味 複合レポートのベースラインの表示開始位置を指定します。なお,ベースラインの表示開始位置は,子要素で指定します。 指定可能値 なし 省略 ベースラインの開始位置として,デフォルト(レポートの開始日時)が使用されます。 属性 なし 親要素 combination-options 子要素 baseline-start-time
種別 説明 意味 複合レポートのベースラインの表示開始位置を指定します。 指定可能値 report-intervalで指定したフォーマットで指定します。report-intervalが指定できないレポートは,「MINUTE」が指定された場合のフォーマットで指定します。フォーマットについては「表12-88 start-time,end-time,およびbaseline-start-timeの入力フォーマット」を参照してください。
- (例1)
- 引数-dateformatに「pattern-yyyyMMdd」を,引数-dateseparatorに「space」を指定し,report-intervalに「MINUTE」を指定した場合,baseline-start-timeは「YYYY△MM△DD△hh:mm」のフォーマットで指定します(YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時,mm= 分)。
- (例2)
- 引数-dateformatに「pattern-yyyyMMdd」を,引数-dateseparatorに「slash」を指定し,report-intervalに「MINUTE」を指定した場合,baseline-start-timeは「YYYY/MM/DD△hh:mm」のフォーマットで指定します(YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時,mm= 分)。
- (例3)
- 引数-dateformatに「pattern-yyyyMMdd」を,引数-dateseparatorに「hyphen」を指定し,report-intervalに「MINUTE」を指定した場合,baseline-start-timeは「YYYY-MM-DD△hh:mm」のフォーマットで指定します(YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時,mm= 分)。
次の場合,エラーになります。
- (例4)
- 引数-dateformatに「pattern-yyyyMMdd」を,引数-dateseparatorに「period」を指定し,report-intervalに「MINUTE」を指定した場合,baseline-start-timeは「YYYY.MM.DD△hh:mm」のフォーマットで指定します(YYYY=西暦年,MM=月,DD=日,hh=時,mm= 分)。
指定した年が1970以下,または2036以上
- 指定値不正
- フォーマット不正
- end-timeより大きい値を指定
省略 可(省略時は,デフォルト(レポートの開始日時)となります) 属性 なし 親要素 baseline-indication-settings 子要素 なし パラメーターファイル記述例を次に示します。なお,パラメーターファイルのサンプルを次に示すディレクトリに格納しています。パラメーターファイルを記述する際のひな形として利用してください。
- Windowsの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\PerformanceReporter\sample\conf
- Solarisの場合:
- /opt/HiCommand/TuningManager/PerformanceReporter/sample/conf
- Linuxの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/PerformanceReporter/sample/conf
パラメーターファイル記述例(登録レポート,複合レポート以外のレポートを出力する場合)
サンプルのパラメーターファイル名:jpcrpt-parameters.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE pr-cli-parameters SYSTEM "rpt_params.dtd"> <pr-cli-parameters ver="0200"> <launch-report> <agent>TA1htmprsvr</agent> <agent>TA1admin</agent> <report-definition name=" Memory Paging Status (Multi-Agent)" parent-folder=" /Windows/Operating System/Status Reporting/Daily Trend"> <launch-options> <indication-settings maximum-number-of-records="1440"> <report-interval>HOUR</report-interval> <start-time>2007 08 10 12:00</start-time> <end-time>2007 08 11 12:00</end-time> </indication-settings> </launch-options> <html-output> <show-graph> <graph-options zoom-scale = "100"> <show-grid/> <vertical-axis minvalue="0" maxvalue="100"/> </graph-options> </show-graph> <show-table/> </html-output> </report-definition> </launch-report> </pr-cli-parameters>パラメーターファイル記述例(登録レポートを出力する場合)
サンプルのパラメーターファイル名:jpcrpt-parameters-for-registration-report.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE pr-cli-parameters SYSTEM "rpt_params.dtd"> <pr-cli-parameters ver="0200"> <launch-registration-report> <registration-report-definition report-name="CPU Usage@TA1host01" bookmark-name="CPU Usage" bookmark-parent-folder="/"> <launch-options> <indication-settings maximum-number-of-records="1440"> <date-range>WITHIN_THE_PAST_24_HOURS</date-range> <report-interval>HOUR</report-interval> </indication-settings> </launch-options> <html-output> <show-graph> <graph-options zoom-scale = "100"> <show-grid/> <vertical-axis minvalue="0" maxvalue="100"/> </graph-options> </show-graph> <show-table/> </html-output> </registration-report-definition> </launch-registration-report> </pr-cli-parameters>パラメーターファイル記述例(複合レポートを出力する場合)
サンプルのパラメーターファイル名:jpcrpt-parameters-for-combination-report.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE pr-cli-parameters SYSTEM "rpt_params.dtd"> <pr-cli-parameters ver="0200"> <launch-combination-bookmark> <combination-definition bookmark-name="CPU Usage with Baseline" bookmark-parent-folder="/"> <combination-options><combination-indication-settings> <date-range>WITHIN_THE_PAST_24_HOURS</date-range> <report-interval>HOUR</report-interval> </combination-indication-settings> </combination-options> <combination-graph-options zoom-scale="100" /> </combination-definition> </launch-combination-bookmark> </pr-cli-parameters>パラメーターの記述を定義するDTDファイル(rpt_params.dtd)を次に示します。
パラメーターの記述を定義するDTDファイル(rpt_params.dtd)
<!ENTITY % BOOL_VALUE "(true|false|TRUE|FALSE)"> <!ENTITY % ZOOM_VALUE "(100|200|400|600|800)"> <!ELEMENT pr-cli-parameters (launch-report | launch-registration-report | launch-combination-bookmark)> <!ATTLIST pr-cli-parameters ver (0100 | 0110 | 0200) #REQUIRED> <!ELEMENT launch-report (agent+, report-definition)> <!ELEMENT agent (#PCDATA)> <!ELEMENT report-definition (launch-options?, html-output?)> <!ATTLIST report-definition name CDATA #REQUIRED parent-folder CDATA #REQUIRED> <!ELEMENT launch-options ((indication-settings? | realtime-indication-settings?), expression-values?)> <!ELEMENT indication-settings (date-range?, report-interval?, start-time?, end-time?, peak-time?)> <!ATTLIST indication-settings maximum-number-of-records NMTOKEN #IMPLIED> <!ELEMENT date-range (#PCDATA)> <!ELEMENT report-interval (#PCDATA)> <!ELEMENT start-time (#PCDATA)> <!ELEMENT end-time (#PCDATA)> <!ELEMENT peak-time (#PCDATA)> <!ELEMENT realtime-indication-settings (display-by-ranking?)> <!ATTLIST realtime-indication-settings indicate-delta-value %BOOL_VALUE; #IMPLIED> <!ELEMENT display-by-ranking EMPTY> <!ATTLIST display-by-ranking field CDATA #REQUIRED display-number NMTOKEN #IMPLIED in-descending-order %BOOL_VALUE; #IMPLIED> <!ELEMENT expression-values (expression-value+)> <!ELEMENT expression-value (#PCDATA)> <!ATTLIST expression-value pos NMTOKEN #IMPLIED> <!ELEMENT html-output (show-graph? , show-table?)> <!ELEMENT show-graph ( graph-options?)> <!ELEMENT show-table EMPTY> <!ELEMENT graph-options (show-3d?, show-grid?, vertical-axis?)> <!ATTLIST graph-options zoom-scale %ZOOM_VALUE; #IMPLIED> <!ELEMENT show-3d EMPTY> <!ELEMENT show-grid EMPTY> <!ELEMENT vertical-axis EMPTY> <!ATTLIST vertical-axis minvalue NMTOKEN #REQUIRED maxvalue NMTOKEN #REQUIRED> <!ELEMENT launch-registration-report (registration-report-definition)> <!ELEMENT registration-report-definition (launch-options?, html-output?)> <!ATTLIST registration-report-definition bookmark-name CDATA #REQUIRED report-name CDATA #REQUIRED bookmark-parent-folder CDATA #REQUIRED> <!ELEMENT launch-combination-bookmark (combination-definition)> <!ELEMENT combination-definition (combination-options?, combination-graph-options?)> <!ATTLIST combination-definition bookmark-name CDATA #REQUIRED bookmark-parent-folder CDATA #REQUIRED> <!ELEMENT combination-options (combination-indication-settings?, baseline-indication-settings?)> <!ELEMENT combination-graph-options EMPTY> <!ATTLIST combination-graph-options zoom-scale %ZOOM_VALUE; #IMPLIED> <!ELEMENT combination-indication-settings (date-range?, report-interval?, start-time?, end-time?)> <!ELEMENT baseline-indication-settings (baseline-start-time?)> <!ELEMENT baseline-start-time (#PCDATA)>
- 複数のレポートを出力する場合,その中のどれかのレポート出力処理がエラーになると処理をスキップし,ほかのレポートを出力します。ただし,パラメーターファイルの構文エラーが見つかった場合,ス キップしないでその時点で終了します。
- 表示レコード数が多いHTML形式のレポートを出力すると,View Serverサービスのメモリーが不足してサービスが終了するおそれがあります。回避したい場合は,メモリー使用量削減機能を有効にして,コマンド実行時に必要なメモリー量の見積もりをしてください。
メモリー使用量削減機能については,「6.2.6 レポート表示時の注意事項」の「(6) 表示レコード数が多いレポートを表示する場合について」を参照してください。なお,メモリー使用量削減機能は,初期設定ファイル(config.xml)で設定します。初期設定ファイル(config.xml)の設定の詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」の,Performance Reporterの初期設定ファイルについて説明している個所を参照してください。
jpcrptコマンドでレポートをHTML出力する場合に必要なメモリー量の見積もり方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」の付録を参照してください。- メモリー使用量削減機能が有効な場合に,HTML形式のレポートを出力するときは,次に示すディレクトリ配下に,コマンド実行ごとにディレクトリが作成されてレポートキャッシュファイルが格納されます。
- Windowsの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\PerformanceReporter\reportcache\cmd
- Solarisの場合:
- /opt/HiCommand/TuningManager/PerformanceReporter/reportcache/cmd
このコマンドをCtrl+Cキーなどで停止させる場合,レポートキャッシュファイルは自動的に削除されないため,コマンド終了後に手動で削除してください。なお,このコマンドを複数同時に実行している場合は,削除する必要があるレポートキャッシュファイルを特定できません。このため,レポートキャッシュファイルの削除時にはすべてのjpcrptコマンドが終了していることを確認してください。
- Linuxの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/PerformanceReporter/reportcache/cmd
- メモリー使用量削減機能が有効な場合に,レポートに指定したすべてのエージェントが停止しているときは,KAVJK0305-Eメッセージが出力されてコマンドの処理が中断され,HTMLファイルは出力されません。エージェントが稼働していることを確認して再度実行してください。
- メモリー使用量削減機能が有効な状態で複合レポートを出力する場合,複合レポートに含まれるどれかのレポートで次に示すエラーが発生したときにはコマンドの処理が中断され,HTMLファイルは出力されません。
この場合,出力されたエラーメッセージの内容から要因を特定して対処してください。
- PFM - Managerとの通信エラー
- レポートキャッシュファイルのI/Oエラー
- 予期しないエラー
- メモリー使用量削減機能を有効にしている場合に,グラフとして出力するレポートのデータ数が制限値を超えたときは,メモリー不足のおそれがあるとしてKAVJK2512-Eメッセージが出力され処理が中断されます。この場合は,レポート定義を見直して,グラフ表示対象のデータ数を減らしてから,再度実行してください。
グラフの表示データ数の制限については,「6.2.6 レポート表示時の注意事項」の「(7) グラフの表示データ数の制限について」を参照してください。- レポート定義のフィルター条件式の「specify when displayed」で初期値が設定されている場合は,パラメーターファイルの指定に関係なく初期値となります。初期値が設定されていない場合は,パラメーターファイルの設定値となるので,パラメーターが設定されていないとエラーになります。
- date-range,start-time,end-timeの組み合わせについては,次の表に示す制限があります。
表12-86 date-range,start-time,end-time指定の組み合わせ
パラメーターファイルでの
指定の有無レポート実行時の設定値 date-range start-time end-time date-range start-time end-time × × × レポート定義の値 end-timeから計算した値※1 レポート実行時のサーバ時間 × ○ × SPECIFY_WHEN_DISPLAYED パラメーターファイルの指定値 「表12-87 start-time,end-timeの計算式」を参照※2 × × ○ SPECIFY_WHEN_DISPLAYED 「表12-87 start-time,end-timeの計算式」を参照※1 パラメーターファイルの指定値 × ○ ○ SPECIFY_WHEN_DISPLAYED パラメーターファイルの指定値 パラメーターファイルの指定値 ○ × × パラメーターファイルの指定値 「表12-87 start-time,end-timeの計算式」を参照※1 レポート実行時のサーバ時間 ○ ○ × SPECIFY_WHEN_DISPLAYED パラメーターファイルの指定位置 「表12-87 start-time,end-timeの計算式」を参照※2 ○ × ○ SPECIFY_WHEN_DISPLAYED 「表12-87 start-time,end-timeの計算式」を参照※1 パラメーターファイルの指定値 ○ ○ ○ エラー
- (凡例)
- ○:指定している
- ×:指定していない
- 注※1
- 計算方法は,次の表の「start-time」の値を参照してください。ただし,date-rangeがSPECIFY_WHEN_DISPLAYEDの場合,report-intervalの設定値で計算されます。
- 注※2
- 計算方法は,次の表の「end-time」の値を参照してください。ただし,date-rangeがSPECIFY_WHEN_DISPLAYEDの場合,report-intervalの設定値で計算されます。
表12-87 start-time,end-timeの計算式
date-range report-interval start-timeの値 end-timeの値 WITHIN_THE_PAST_HOUR Minute end-timeから1時間分引いた日時 start-timeに1時間分足した日時 WITHIN_THE_PAST_24_HOURS Hour end-timeから1日分引いた日時 start-timeに1日分足した日時 WITHIN_THE_PAST_7_DAYS Day end-timeから7日分引いた日時 start-timeに7日分足した日時 WITHIN_THE_PAST_MONTH Week end-timeから1か月分引いた日時
ただし,計算結果が存在しない日付になる場合は,その前日の日付になります。その前日の日付も存在しない場合は,存在する日付までさかのぼります。なお,計算時にうるう年も考慮します。start-timeに1か月分足した日時
ただし,計算結果が存在しない日付になる場合は,その前日の日付になります。その前日の日付も存在しない場合は,存在する日付までさかのぼります。なお,計算時にうるう年も考慮します。WITHIN_THE_PAST_YEAR Month end-timeから1年分引いた日時
なお,end-timeにうるう年の2月29日が指定された場合は,前年の2月28日を設定します。start-timeに1年分足した日時
なお,start-timeにうるう年の2月29日が指定された場合は,翌年の2月28日を設定します。Year
- start-time,end-time,およびbaseline-start-timeの入力フォーマットを次の表に示します。
表12-88 start-time,end-time,およびbaseline-start-timeの入力フォーマット
report-interval 日付フォーマット※ [dd△MM△yyyy] [MM△dd△yyyy] [yyyy△MM△dd] MINUTE [dd△MM△yyyy△HH:mm] [MM△dd△yyyy△HH:mm] [yyyy△MM△dd△HH:mm] HOUR [dd△MM△yyyy△HH:00] [MM△dd△yyyy△HH:00] [yyyy△MM△dd△HH:00] DAY [dd△MM△yyyy] [MM△dd△yyyy] [yyyy△MM△dd] WEEK [dd△MM△yyyy] [MM△dd△yyyy] [yyyy△MM△dd] MONTH [MM△yyyy] [MM△yyyy] [yyyy△MM] YEAR [yyyy] [yyyy] [yyyy]
- 注※
- 日付フォーマットは,初期設定ファイル(config.xml)の設定値やコマンドライン引数の-dateformatと-dateseparatorによって決定されます。なお,表中の△はデフォルトで半角スペースになりますが,日付フォーマットのセパレーター名に"slash", "hyphen", "period"を指定した場合,年月日の区切り位置にある△はそれぞれ「/」,「-」,「.」になります。
- 出力するレポートがリアルタイムレポートの場合は次の点に注意してください。
レポートを出力するための初回接続時に,PFM - ManagerまたはPFM - Agentが停止していた場合はエラーとなります。
レポートの出力実行中に,接続先サービスが停止した場合はタイムアウトしません。
実行途中でコマンドを停止するときは,プロセスの強制終了をしてください。- このコマンドは,実行ごとにPFM - ManagerのView Serverサービスにアクセスします。このコマ ンドを,複数同時に実行したり,連続で実行したりすると,View Serverサービスのメモリー解放が間に合わず,コマンドが失敗するおそれがあります。そのため,コマンドの同時実行や連続実行で失敗する場合は,sleepなどを用いてコマンドの実行間隔を調整してください。
0 正常終了しました。 1 コマンドライン書式不正,および不正オプション,オプション値のフォーマット不正です。 2 コマンドを実行したOSユーザーに実行権限がありません。 4 コマンドラインのオプションエラーが発生しました。
-rc,-riオプションの範囲が不正です。5 DTDと不整合のため,パラメーターを解析できません。 6 DTDの指定値が不正です。 10 入力ファイル中の指定値が不正です。 21 出力ファイルのアクセスエラーが発生しました。 80 ユーザーによる上書き拒否されています。 100 環境不正による初期化エラーが発生しました。 200 メモリー不足です。 202 入力ファイルのアクセスエラーが発生しました。 220 Managerアクセスエラーが発生しました。 222 Managerの接続が失敗しました。 223 通信処理エラーが発生しました。 224 エージェント接続エラーが発生しました。 255 予期しないエラーが発生しました。 レポート出力の定義内容を記述したパラメーターファイル(param.xml)をファイル(output.csv)に出力する場合のコマンド実行例を次に示します。
jpcrpt -o output.csv -y param.xmlコマンド処理の詳細情報を標準出力,標準エラー出力,トレースログファイルに出力します。ログ仕様については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」を参照してください。
標準出力形式を次に示します。引数で指定したレポート出力の実行結果を表示します(OKまたはERR)。
標準出力の出力例(成功時)
jpcrpt connected to hostname at dd MM yyyy HH:MM:SS.mmm result OK : <レポート定義ディレクトリパス>/<レポート定義名@Agent CollectorサービスのサービスID> jpcrpt disconnected at dd MM yyyy HH:MM:SS.mmmレポート結果をCSV形式で出力する場合
このコマンドの出力ファイルのデータヘッダーに出力する情報を次の表に示します。
データヘッダー情報 出力する情報 Report: レポート名のフルパスを出力します。 Agents: エージェント名を出力します。 Date Format: 日付フォーマットおよびセパレーターを出力します。 Command: オプションで指定した順に出力します。 空行 なし 列見出し フィールドの列見出しを出力します。
フィールドの列見出しに出力されるのは,フィールドのスキーマ名です。ただし,定義時にフィールドに対して,[表示名]が設定されている場合は,設定された[表示名]が出力されます。
詳細は,「6.4.1 CSV出力の例」を参照してください。このコマンドの出力ファイル例を次に示します。なお,結果が0件の場合またはエージェントが停止していた場合,データ部は出力されません。データヘッダー部だけが出力されます。
レポート結果をCSV形式で出力したときの出力ファイル例
Report: /Windows/Troubleshooting/RecentPast/System Overview Agents: TA1htmprsvr Date Format: pattern-yyyyMMdd,slash Command:jpcrpt -input C:\ProgramFiles\Hitachi\jp1pcwebopt\ param.xml,-o C:\ProgramFiles\Hitachi\jp1pcwebopt\ output.csv,-y Agent Host,Agent Instance,Date and Time,CPU %,User CPU %, Privileged CPU %,Processor Queue Length,Context Switches/sec, % Total Interrupt Time,System Calls/sec htmprsvr,htmprsvr,2004/08/10 09:00:00,10.910626,8.917643, 1.9929985,4,825.3214,0.040342055,3351.263 htmprsvr,htmprsvr,2004/08/10 10:00:00,10.646775,9.116808, 1.5356027,5,778.178,0.009959743,3238.7776 htmprsvr,htmprsvr,2004/08/10 11:00:00,11.603203,9.505386, 2.0978165,3,809.5369,0.036344547,3257.031 htmprsvr,htmprsvr,2004/08/10 12:00:00,2.2210534,0.8610586, 1.3599948,2,744.3879,0.0121342335,3597.5398 htmprsvr,htmprsvr,2004/08/10 13:00:00,2.2657635,1.1398388, 1.1259354,3,675.37067,0.024730453,2883.5593 htmprsvr,htmprsvr,2004/08/10 14:00:00,10.394524,8.527414, 1.8726714,4,817.1143,0.009072154,3453.1233HTML形式のレポートはレポートヘッダー部,グラフ表示部,テーブル表示部の3つのパートで構成されます。各パートに表示される内容と表示条件を出力対象ごとに「表12-90 各パートに表示される内容と表示条件(コマンドで出力した場合)」に示します。
表12-90 各パートに表示される内容と表示条件(コマンドで出力した場合)
パート 出力対象 レポート出力 登録レポート出力 複合ブックマーク出力 レポートヘッダー部 レポート名,エージェント名※1,日付フォーマット,コマンドラインがコロンで区切って表示される。 レポート名,エージェント名※1,日付フォーマット,コマンドラインがコロンで区切って表示される。 ブックマーク名,日付フォーマット,コマンドラインがコロンで区切って出力される。 グラフ表示部 レポート出力画面で使用されるものと同様のグラフ画像が表示される。
レポート定義でグラフ表示が有効かつ入力ファイルでshow-graphタグを指定した場合に表示される。レポート出力画面で使用されるものと同様のグラフ画像が表示される。
登録レポートのレポート定義でグラフ表示が有効かつ入力ファイルでshow-graphタグを指定した場合に表示される。複合レポートのレポート出力画面で使用されるものと同様のグラフ画像が表示される。 テーブル表示部 表形式のデータすべてが1つの画面に表示される。※2
レポート定義でテーブル表示が有効かつ入力ファイルでshow-tableタグを指定した場合に表示される。表形式のデータすべてが1つの画面に表示される。※2
登録レポートのレポート定義でテーブル表示が有効かつ入力ファイルでshow-tableタグを指定した場合に表示される。表示されない(複合レポートでは表形式の出力はない)。
- 注※1
- エージェント名が複数指定されている場合,エージェント名の間はコンマで区切って表示されます。
- 注※2
- 表示されるカラムの並びはレポート定義の定義順と一致します。ただし,Date and Timeフィールドは特別で,定義していない場合は左側に,定義した場合は定義順に1回だけ表示されます。
なお,データが0件の場合またはエージェントが停止していた場合は,レポートヘッダー部だけが出力されます。
HTMLはUTF-8コードで出力され,config.xmlファイルのExport形式での文字コード,改行の設定には従いません。
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