Tuning Manager Software ユーザーズガイド

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8.4.3 存在を監視する値を設定する

任意のフィールドに値があるかどうかを監視する場合の設定手順を次に示します。

  1. 存在を監視する値を設定します。

    [レコード]
    対象となるレコードをドロップダウンリストから選択します。ドロップダウンリストには,複数行のレコード(複数インスタンスレコード)だけが表示されます。

    [フィールド]
    対象となるフィールドをドロップダウンリストから選択します。
    この項目は,[レコード]を選択すると活性化され,選択したレコードに対応するフィールドがドロップダウンリストで表示されます。
    デフォルトでは,ドロップダウンリスト上,いちばん上に位置するフィールドが表示されます。

    [説明]ボタン
    レコードおよびフィールドについての説明画面が別ウィンドウで表示されます。

    [値]
    存在を監視したい値を,整数値,小数値,または127バイト以内の全角文字,半角文字で指定します。大文字および小文字は区別されます。
    文字列を指定する場合は,ワイルドカード文字を使用できます。
    使用できるワイルドカード文字を次に示します。
    ・ *:任意の0文字以上の文字列
    ・ ?:任意の1文字
    ・ \:「*」,「?」および「\」をワイルドカードではなく文字として扱う場合
    例えば,「\*」と指定した場合は,文字「*」として扱います。
    ただし,「( ) [ ] < > = "」の文字および,半角スペースは指定できません。これらの文字を指定したい場合は,ワイルドカード文字を使って条件式を指定してください。
    プログラム名を指定する場合,拡張子は必要ありません。
    指定できる値は,フィールドによって異なります。指定できる値については,各PFM - Agentマニュアルの,レコードについて説明している章(各レコードのフィールド一覧)を参照してください。
    注※
    「\」の次にワイルドカードを含む文字列が値として指定された場合に,指定したフィールドの文字列と完全一致すると,値の判定は真となります。
    例えば,値に「\*abc」と指定した場合,対象のフィールドに「\*abc」と格納されているときも,「*abc」と格納されているときも真と判定されます。
    例えば,監視対象がPFM - Agent for Platform(Windows)で,プロセスが実行されているかを監視したい場合は,次のように設定します(「図8-4 [新規アラーム > アラーム条件式]画面」参照)。
    [レコード]:Process Detail(PD)
    [フィールド]:Program
    [値]:監視するプログラム名
    注※ プログラム名の拡張子は不要ですが,大文字・小文字は区別されます。指定した文字列と名前が部分一致するプログラムを監視できません。指定した文字列を含む名前のプログラムを監視したい場合は,ワイルドカード文字を用いて値を指定してください。

    図8-4 [新規アラーム > アラーム条件式]画面

    [図]

  2. [次へ >]ボタンをクリックします。[新規アラームテーブル > アクション]画面に遷移します。

注意
データ型がtime_t,timeval,またはutimeであるフィールドは,アラームの条件式に設定できないため[フィールド]には表示されません。

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