Tuning Manager Software ユーザーズガイド
Main Consoleで表示するレポートの特徴を次に示します。
- システムの概要把握,データの比較分析,傾向把握に有効です。
- Tuning Manager serverのデータベースに格納されたリソースの構成,容量データのサマリを表示します。
- エージェントのStoreデータベースに格納されたリソースの性能データのサマリを表示します。
- Main Consoleにレポート表示したリソースに関連するリソースのサマリを表示します。
- 表示するデータの時間範囲をユーザー単位で複数定義,保持できます。これによって,ある時点のデータとある時点のデータの比較など,分析が容易になります。
- Main Consoleに表示するレポートを起点に,過去の履歴や将来予測,リソース同士の関連を示すレポートなど,ユーザーの目的に沿った詳細レポートを表示できます。
- 詳細レポートのうち,過去の履歴や将来予測を示すレポートは,起点となったレポートに,お気に入りとして登録,表示できます。お気に入りとは,頻繁に参照するグラフを登録してすばやく表示させるための機能です。この登録,表示は,ユーザー単位で設定でき,ほかのユーザーとお気に入りを共有することもできます。
- 「5.2.5 履歴レポートの表示」および「5.2.6 予測レポートの表示」に示す方法で表示するチャートは,Adobe Flash Playerで表示できます。ユーザープロパティファイル(user.properties)を編集して,チャートをAdobe Flash Playerで表示する設定に切り替えると,次のことができるようになります。
ユーザープロパティファイルの設定については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」を参照してください。デフォルトでは,すべてのチャートを画像(PNG形式)で表示するように設定されています。また,「5.2.5 履歴レポートの表示」および「5.2.6 予測レポートの表示」に示す方法以外で表示するチャートは,画像(PNG形式)で表示されます。
- チャートの表示内容を拡大,または縮小する
- チャートの表示領域のサイズを変更する
- チャート上で,表示されているデータの収集時刻や性能情報を確認する
「5.2.5 履歴レポートの表示」および「5.2.6 予測レポートの表示」に示す方法で表示するチャートを,Adobe Flash Playerで表示する場合の注意事項を次に示します。
- ブラウザーを使用するクライアントにはAdobe Flash Playerがインストールされている必要があります。なお,Adobe Flash Playerのバージョンについては,「ソフトウェア添付資料」の機能別/条件付き前提ソフトウェアについて説明している個所を参照してください。
- ブラウザーで表示できるチャートの数は,ブラウザーを使用するクライアントの性能に依存しますが,4個以内を目安にしてください。ブラウザーに表示するチャートの数が増えることで,ブラウザーを使用するクライアントのメモリー使用量が増加すると,クライアントの性能が一時的に低下したり,Adobe Flash Playerが異常終了したりするおそれがあります。このような問題が発生した場合は,ブラウザーを終了させて,Tuning Manager serverに再度ログインし直してください。
- チャートで表示する時間帯に,次に示す時間帯が含まれる場合,チャート表示の一部が崩れることがあります。
チャート表示の一部が崩れる場合,次のどれかの事象が発生します。
- Tuning Manager serverが稼働するサーバの,サマータイム移行前後の時間帯
- チャートを表示しているクライアントの,サマータイム移行前後の時間帯
- Tuning Manager serverが稼働するサーバで存在する時間帯が,チャートの時間軸に表示されない
- Tuning Manager serverが稼働するサーバで存在しない時間帯が,チャートの時間軸に表示される
- チャート上の同一の時間帯に,プロットが重複して表示される
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