Tuning Manager Software 運用管理ガイド

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9.14 Systemアカウントのロックに関する設定

Systemアカウントは,初期状態ではロックの対象外です。Systemアカウントをロックの対象にすれば,ほかのユーザーアカウントと同じように自動ロックの設定をしたり,ロック状態を変更したりできます。

ここでは,Systemアカウントをロックの対象に設定する方法について説明します。

注意
  • 設定の変更を有効にするには,共通コンポーネントのサービスを再起動する必要があります。
  • Systemアカウントをロックの対象に設定した場合は,v6.1未満を含むすべてのHitachi Command Suite製品で,Systemアカウントが自動ロックおよび手動ロックの対象になります。
  • Systemアカウントを含め,すべてのユーザーアカウントがロックされた場合は,コマンドを使用してロックを解除する必要があります。コマンドを使用してロックを解除する方法については,「7.2.8 すべてのユーザーアカウントがロックされた」を参照してください。

Systemアカウントをロックの対象にしたい場合は,user.confファイルにaccount.lock.systemプロパティを追加します。user.confファイルの格納先を次に示します。user.confファイルが存在しない場合は,新規に作成してください。

Windowsの場合:
<共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\conf\user.conf

Solarisの場合:
/opt/HiCommand/Base/conf/user.conf

Linuxの場合:
<共通コンポーネントのインストール先ディレクトリ>/conf/user.conf

次のようにaccount.lock.systemプロパティを追加します。

account.lock.system = true

注意
account.lock.systemプロパティにfalseを指定した場合は,Systemアカウントがロックの対象外になります。

user.confファイルの内容を変更した場合は,変更内容を有効にするために,共通コンポーネントのサービスを再起動する必要があります。いったんサービスを停止し,その後,サービスを起動してください。

サービスを停止する方法については,「1.5.1 サービスを停止する」を参照してください。サービスを起動する方法については,「1.4.1 サービスを起動する」を参照してください。

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