Tuning Manager Software 運用管理ガイド
Tuning Manager serverでホストを監視する場合,ホスト単位で情報取得元をHTM - Storage Mapping AgentおよびPFM - Agent for Platformとするか,Device Managerとするかを選択できます。
HTM - Storage Mapping AgentおよびPFM - Agent for Platformから情報取得する方法をAgentモードと呼びます。Device Managerから情報取得する方法をAgent-lessモードと呼びます。また,AgentモードおよびAgent-lessモードを総称してホストの監視モードと呼びます。
- この項の構成
- (1) ホストの監視モードの特徴
- (2) ホストの監視モードが有効になる条件
- (3) ホストの監視モードの切り替え
- (4) ホストの監視モードの違いによる表示情報の差異
AgentモードおよびAgent-lessモードそれぞれの特徴を次の表に示します。
表6-2 AgentモードおよびAgent-lessモードの特徴
特徴 ホストの監視モード Agentモード Agent-lessモード 情報取得元ホストに必要なプログラム HTM - Storage Mapping Agent 必要 不要※ PFM - Agent for Platform 必要 不要※ 監視できる観点 ホストとストレージシステムの対応関係 できる できる ホストの構成情報 できる できる ホストの性能情報 できる できない ホストの容量情報 できる できない アラームによる性能,容量のしきい値監視 できる できない
- 注※
- Tuning Manager serverの前提製品であるDevice ManagerのHost Data CollectorまたはDevice Managerエージェントで情報を収集します。
AgentモードおよびAgent-lessモードが有効になる条件を次の表に示します。
表6-3 AgentモードおよびAgent-lessモードが有効になる条件
ホストの監視モード 有効になる条件 Agentモード
- ホストごとにHTM - Storage Mapping AgentおよびPFM - Agent for Platformのセットアップが完了していること
- ホストごとにHTM - Storage Mapping AgentおよびPFM - Agent for Platformが稼働し,PFM - Managerに認識されていること
Agent-lessモード Device ManagerのGUIを使って,ホストをAgent-lessホストとして監視対象に追加していること(詳細については,「6.1.8 Agent-lessモードでホストを監視するための運用手順」の「(1) ホストをAgent-lessホストとして監視対象に追加する手順」を参照してください) 同一ホストに対し,Agentモード,Agent-lessモード両方が有効になる条件を満たしている場合,ホスト名に実ホストを使用しているときはAgentモードが適用されます。このときは,Agent-lessモードを無効にする必要はありません。
ホスト名にエイリアスを使用しているときはAgentモード,Agent-lessモード両方が適用され,Tuning Manager serverのGUIにエイリアス,実ホストそれぞれが監視対象のホストとして表示されます。この事象を回避するため,Agent-lessモードでの監視を抑止する必要があります。詳細については,「6.1.8 Agent-lessモードでホストを監視するための運用手順」の「(6) ホスト名にエイリアスを設定している場合の運用手順」を参照してください。
AgentモードおよびAgent-lessモードは,運用開始後でも切り替えできます。詳細については,「6.1.8 Agent-lessモードでホストを監視するための運用手順」を参照してください。
AgentモードおよびAgent-lessモードそれぞれで取得する情報が異なるため,表示情報に差異が発生します。詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software ユーザーズガイド」のAgent-lessモードで監視しているホストの情報表示について説明している個所を参照してください。
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