Tuning Manager Software 運用管理ガイド

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4.4.2 ユーザーアカウントの自動ロックを設定する

User Management権限を持つユーザーは,ユーザーアカウントの自動ロックを設定できます。

ユーザーアカウントの自動ロックを設定すると,同じユーザーアカウントに対して不正なパスワードが繰り返し入力された場合に,そのユーザーを自動的にロックできます。ユーザーアカウントの自動ロックを有効にする場合,自動的にロックされるまでのログインの失敗回数を指定できます。

シングルサインオン機能を利用しているほかのHitachi Command Suite製品でログインに失敗した回数も,失敗回数としてカウントされます。例えば,失敗回数が3回に設定されている場合,ユーザーがTuning Manager serverで1回,Device Managerで1回,Tiered Storage Managerで1回,連続してログインに失敗すると,ユーザーアカウントが自動的にロックされます。

失敗回数を変更しても,すでに失敗回数がカウントされているユーザーや,ユーザーアカウントがロックされているユーザーには影響がありません。

ロックを解除されるまでは,ロックされたユーザーアカウントでHitachi Command Suite製品にログインできません。ユーザーアカウントのロックを解除する方法については,「4.3.5 ユーザーアカウントのロック状態を変更する」を参照してください。

外部認可サーバと連携してログインするユーザーアカウントの自動ロックの制御は,外部認証サーバでの設定が適用されます。

注意
Systemアカウントを自動ロックの対象にするには,共通コンポーネントのプロパティファイル(user.confファイル)を編集する必要があります。編集方法については,「9.14 Systemアカウントのロックに関する設定」を参照してください。

ユーザーアカウントの自動ロックを設定するには,次の手順を実行します。

  1. エクスプローラエリアで[管理者メニュー]-[セキュリティ]を選択したあと,ナビゲーションエリアで[アカウントロック]を選択します。
    アプリケーションエリアにアカウントロック画面が表示されます。アカウントロック画面には,ユーザーアカウントの自動ロックが設定されている場合は,連続失敗回数が表示されます。設定されていない場合は,「無制限」と表示されます。
  2. 自動ロックの設定を変更する場合は,[設定変更]ボタンをクリックします。
    アカウントロックダイアログが表示されます。
  3. アカウントロックダイアログで,ユーザーアカウントの自動ロックの設定を変更します。
    ユーザーアカウントの自動ロックを有効にする場合は,[アカウントを自動ロックする]を選択し,[アカウントをロックするログイン連続失敗回数]を入力します。[アカウントをロックするログイン連続失敗回数]には1以上10以下の値を指定してください。
  4. ユーザーアカウントの自動ロックの設定を変更する場合は,[OK]ボタンをクリックします。自動ロックの設定変更をキャンセルする場合は[キャンセル]ボタンをクリックします。
    アカウントロック画面に戻ります。ユーザーアカウントの自動ロックの設定内容が,変更した値に更新されます。

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