Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)

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A.13 マイグレーションに関するプロパティ(migration.propertiesファイル)

マイグレーションに関するプロパティは,migration.propertiesファイルに含まれています。

この節の構成
A.13.1 migration.dataErase.defaultValue
A.13.2 migration.plan.candidateVolumeCountLimit
A.13.3 migration.plan.candidateCapacityGroupDisplayMaxCount
A.13.4 migration.multiExecution

A.13.1 migration.dataErase.defaultValue

[データマイグレーション]ウィザードを起動した際の[シュレッディング]チェックボックスの状態を指定します。

trueを設定した場合:
シュレッディング]チェックボックスが選択された状態になります。

falseを設定した場合:
シュレッディング]チェックボックスが選択されていない状態になります。

情報漏洩を防ぐため,マイグレーション後は移動元ボリュームのデータを消去することをお勧めします。

デフォルト:false

A.13.2 migration.plan.candidateVolumeCountLimit

マイグレーションプランを作成するときに表示される候補ボリューム数を絞り込むかどうかを指定します。

trueを設定すると,候補ボリューム数を絞り込みます。falseを設定すると,候補ボリューム数を絞り込みません。

デフォルト:true

A.13.3 migration.plan.candidateCapacityGroupDisplayMaxCount

マイグレーションプランを作成するときに,移動元ボリュームと同じ容量のボリュームに加えて,移動元ボリュームよりも容量が大きいボリュームを何番目まで候補ボリュームとして表示させるかを指定します。

指定できる値の範囲は,0~10です。0を指定した場合は,移動元ボリュームと同じ容量のボリュームだけ表示されます。

デフォルト:4

注意
  • 移動元ボリュームよりも容量が大きいボリュームを移動先に指定した場合は,マイグレーションの実行前に,移動先ボリュームがいったん削除され,移動元ボリュームと同じ容量のボリュームに再作成されます。そのため,同じ容量のボリュームに移動する場合よりも,マイグレーションタスクの実行に時間が掛かります。
  • 移動先ボリュームを再作成すると,移動元ボリュームとの容量の差だけ,パリティグループの空き容量が増加します。例えば,10GBの移動元ボリュームに対して,30GBのボリュームを移動先に指定した場合は,パリティグループの空き容量が20GB増加します。そのため,できるだけ移動元ボリュームとの容量の差が小さいボリュームを移動先に指定することをお勧めします。

A.13.4 migration.multiExecution

1つのストレージシステム内で同時に実行できるマイグレーションペアの数を指定します。

指定できる値の範囲は,1~64です。

デフォルト:8

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