Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)

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13.1.1 管理サーバで発生したトラブルへの対処方法(Device Manager)

Device Managerに起因するトラブルが発生した場合の対処方法を示します。

この項の構成
(1) Device ManagerのGUIにログインできない
(2) Hitachi Command Suite共通コンポーネントまたはDevice Managerサーバのサービスを起動できない
(3) 管理サーバの起動後やHitachi Command Suite製品のサービスの起動後にDevice Managerサーバにアクセスできない
(4) Hitachi Virtual File PlatformのSNMPトラップを受信できない
(5) ストレージシステムの構成変更やリフレッシュがエラー終了した

(1) Device ManagerのGUIにログインできない

Device ManagerのGUIにログインできない場合,ユーザーアカウントのロックを解除してください。

要因

ユーザーアカウントがロックされているおそれがあります。

対処方法

User ManagementのAdmin権限を持っていないユーザーの場合:
User ManagementのAdmin権限を持つユーザーに,アカウントのロックを解除するよう依頼してください。

User ManagementのAdmin権限を持っているユーザーの場合:
User ManagementのAdmin権限を持つほかのユーザーにアカウントのロックを解除するよう依頼するか,hcmdsunlockaccountコマンドを実行して自分自身のアカウントのロックを解除してください。

関連項目

(2) Hitachi Command Suite共通コンポーネントまたはDevice Managerサーバのサービスを起動できない

Hitachi Command Suite共通コンポーネントまたはDevice Managerサーバのサービスを起動できない場合,デスクトップヒープの領域を変更してください。

要因

デスクトップヒープが不足しているおそれがあります。

対処方法

レジストリーを編集して,デスクトップヒープの領域を変更してください。

関連項目

(3) 管理サーバの起動後やHitachi Command Suite製品のサービスの起動後にDevice Managerサーバにアクセスできない

管理サーバの起動後やHitachi Command Suite製品のサービスの起動後に,GUIやCLIからDevice Managerサーバにアクセスできない場合,Device Managerのデータベースへの接続リトライ回数とリトライ間隔を延長してください。

要因

Device Managerトレースログファイルに KAIC03100-E が出力されている場合,Device Managerサーバからデータベースへの接続処理がタイムアウトしています。

対処方法

Device Managerのデータベースへの接続リトライ回数とリトライ間隔を延長します。

Device Managerサーバのdatabase.propertiesファイルにある,次のプロパティの値を変更してください。

関連項目

(4) Hitachi Virtual File PlatformのSNMPトラップを受信できない

Hitachi Virtual File PlatformのSNMPトラップを受信できない場合,管理サーバのIPアドレスやホスト名などの設定内容を,Hitachi File Services ManagerとDevice Manager間で一致させてください。

要因

次の設定がHitachi File Services ManagerとDevice Manager間で一致していないおそれがあります。

対処方法

次の設定を見直してください。

(5) ストレージシステムの構成変更やリフレッシュがエラー終了した

ミッドレンジストレージに対する構成変更やリフレッシュがエラー終了し,KAIC05310-EメッセージまたはKAIC06299-Eメッセージが出力された場合,ミッドレンジストレージとDevice Managerサーバ間の通信タイムアウト時間を延長してください。

要因

Device Managerサーバからストレージシステムへの接続処理がタイムアウトしているおそれがあります。

対処方法

次の手順でストレージシステムとDevice Managerサーバ間の通信タイムアウト時間を延長してください。

なお,通信タイムアウト時間は,次の値のうち,小さい値が適用されます。

  1. lanconf.infファイルのConnectionTimeoutプロパティの値を運用環境に合わせて変更します。
    指定できる値の範囲は1~60(秒)です。

    Windowsの場合
    Device Managerサーバのインストールフォルダ\lib\HSNMAPI\lanconf.inf

    SolarisまたはLinuxの場合
    Device Managerサーバのインストールディレクトリ/lib/HSNMAPI/lanconf.inf
  2. Hitachi Command Suite製品のサービスを再起動します。

関連項目

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