Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)
Device Managerサーバの情報,HiScanコマンドの自動実行の周期,およびRAID ManagerまたはP9000 RAID Managerを利用するための情報を設定するには,hdvmagt_settingコマンドを実行します。
次の情報を対話式に一括設定します。
表11-9 hdvmagt_settingコマンドで設定する情報
項目 説明 Device Managerサーバの情報
- IPアドレスまたはホスト名
- IPアドレスを指定する場合は,IPv4アドレスまたはIPv6アドレスを使用できます。IPv6アドレスは省略形も指定できます。
- また,ホスト名を指定する場合は,次の条件を満たす必要があります。
- ホスト名の長さ:50バイト以内
- 使用する文字:A~Z a~z 0~9 - _ . @
- ポート番号
- デフォルトのポート番号は2001です。
- ユーザーIDとパスワード
- Device Managerサーバに登録されたDevice Managerエージェント用のユーザーIDとパスワードを指定します。Device Managerエージェント用のビルトインアカウントのユーザーIDはHaUser,デフォルトのパスワードはhasetです。
HiScanコマンドの実行周期 HiScanコマンドを自動実行する周期を,次の3種類から選択します。 また,任意の実行時刻を指定できます。
- 1時間に1回
- 1日に1回
- 1週間に1回
実行時刻を指定しない場合,1時間周期であれば毎時30分に,1日周期または1週間周期であれば午前2時30分に,HiScanコマンドが実行されます。
Device Managerエージェントをインストールするホストが複数ある場合は,Device Managerサーバの負荷を軽減するために実行周期を1日周期または1週間周期に設定してください。また,複数のホスト情報が同時刻にDevice Managerサーバに通知されないよう,ホスト間で実行時刻を調整してください。RAID ManagerまたはP9000 RAID Managerを利用するための情報
- インストール先
- RAID ManagerまたはP9000 RAID Managerのインストールされているドライブまたはディレクトリを指定します。
- 一括管理構成の指定
- 対象のホストで,コピーペアを一括管理するかどうかを設定します。
- Administrator 権限(Windowsの場合)またはroot(UNIXの場合)でのログイン
- Device ManagerサーバのIPアドレスまたはホスト名
- Device Managerサーバのポート番号
Device Managerサーバのserver.propertiesファイルにあるserver.http.portプロパティで確認できます。- Device Managerエージェント用のユーザーIDとパスワード
Device ManagerのPeerGroupに所属している必要があります。- RAID ManagerまたはP9000 RAID Managerのインストール先
hdvmagt_setting
- Windowsの場合
- <Device Managerエージェントのインストールフォルダ>\bin
- Solaris,Linux,またはHP-UXの場合
- /opt/HDVM/HBaseAgent/bin
- AIXの場合
- /usr/HDVM/HBaseAgent/bin
参考
- 現在設定されているHiScanコマンドの実行時刻は, HiScan.logファイルのKAIC22805-IメッセージおよびKAIC22804-Iメッセージの出力時刻から確認できます。HiScan.logファイルの格納先は次のとおりです。
Windowsの場合
<Device Managerエージェントのインストールフォルダ>\bin\logs
Solaris,Linux,またはHP-UXの場合
/opt/HDVM/HBaseAgent/bin/logs
AIXの場合
/usr/HDVM/HBaseAgent/bin/logs- Windowsの場合,実行周期を設定するとexeHiScan.batがタスクとして登録されます。
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