Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)

[目次][索引][前へ][次へ]


11.3.4 Device Managerサーバの情報,HiScanコマンドの実行周期およびRAID ManagerまたはP9000 RAID Managerの情報の設定(hdvmagt_settingコマンド)

Device Managerサーバの情報,HiScanコマンドの自動実行の周期,およびRAID ManagerまたはP9000 RAID Managerを利用するための情報を設定するには,hdvmagt_settingコマンドを実行します。

次の情報を対話式に一括設定します。

表11-9 hdvmagt_settingコマンドで設定する情報

項目 説明
Device Managerサーバの情報

IPアドレスまたはホスト名
IPアドレスを指定する場合は,IPv4アドレスまたはIPv6アドレスを使用できます。IPv6アドレスは省略形も指定できます。
また,ホスト名を指定する場合は,次の条件を満たす必要があります。
ホスト名の長さ:50バイト以内
使用する文字:A~Z a~z 0~9 - _ . @

ポート番号
デフォルトのポート番号は2001です。

ユーザーIDとパスワード
Device Managerサーバに登録されたDevice Managerエージェント用のユーザーIDとパスワードを指定します。Device Managerエージェント用のビルトインアカウントのユーザーIDはHaUser,デフォルトのパスワードはhasetです。
HiScanコマンドの実行周期 HiScanコマンドを自動実行する周期を,次の3種類から選択します。
  • 1時間に1回
  • 1日に1回
  • 1週間に1回
また,任意の実行時刻を指定できます。
実行時刻を指定しない場合,1時間周期であれば毎時30分に,1日周期または1週間周期であれば午前2時30分に,HiScanコマンドが実行されます。
Device Managerエージェントをインストールするホストが複数ある場合は,Device Managerサーバの負荷を軽減するために実行周期を1日周期または1週間周期に設定してください。また,複数のホスト情報が同時刻にDevice Managerサーバに通知されないよう,ホスト間で実行時刻を調整してください。
RAID ManagerまたはP9000 RAID Managerを利用するための情報

インストール先
RAID ManagerまたはP9000 RAID Managerのインストールされているドライブまたはディレクトリを指定します。

一括管理構成の指定
対象のホストで,コピーペアを一括管理するかどうかを設定します。

事前に完了しておく操作

事前に確認しておく情報

コマンドの形式

hdvmagt_setting

コマンドの格納先

Windowsの場合
Device Managerエージェントのインストールフォルダ\bin

Solaris,Linux,またはHP-UXの場合
/opt/HDVM/HBaseAgent/bin

AIXの場合
/usr/HDVM/HBaseAgent/bin
参考
  • 現在設定されているHiScanコマンドの実行時刻は, HiScan.logファイルのKAIC22805-IメッセージおよびKAIC22804-Iメッセージの出力時刻から確認できます。HiScan.logファイルの格納先は次のとおりです。
    Windowsの場合
    Device Managerエージェントのインストールフォルダ\bin\logs
    Solaris,Linux,またはHP-UXの場合
    /opt/HDVM/HBaseAgent/bin/logs
    AIXの場合
    /usr/HDVM/HBaseAgent/bin/logs
  • Windowsの場合,実行周期を設定するとexeHiScan.batがタスクとして登録されます。

関連項目

[目次] [前へ] [次へ]


All Rights Reserved. Copyright© 2010, 2014, Hitachi, Ltd.