Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)

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11.3.5 Device Managerサーバへのホスト情報の手動通知(HiScanコマンド)

ホスト名,HBAのWWN,ファイルシステム,マウントポイント,ホストが接続しているLUの情報などのホスト情報をDevice Managerサーバに送信するには,HiScanコマンドを実行します。

ホストに接続されたストレージシステムの構成を変更した場合や,ホスト上のファイルシステムの構成を変更した場合などには,HiScanコマンドを手動で実行することで,変更したホスト情報をDevice Managerサーバに反映できます。

事前に完了しておく操作

事前に確認しておく情報

コマンドの形式

ホスト情報を送信する場合
HiScan -s 送信先サーバ [-u ユーザーID -p パスワード] [{-c 送信周期 | -t 出力ファイル名}]

送信したホスト情報をファイルに出力する場合
HiScan -t 出力ファイル名

コマンドの格納先

Windowsの場合
Device Managerエージェントのインストールフォルダ\bin

Solaris,Linux,またはHP-UXの場合
/opt/HDVM/HBaseAgent/bin

AIXの場合
/usr/HDVM/HBaseAgent/bin

オプション

-s
送信先のDevice Managerサーバを指定します。
送信先サーバに指定できる形式は次のとおりです。
IPアドレス[:ポート番号]
ホスト名[:ポート番号]
localhost[:ポート番号]
ポート番号を省略した場合は,Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.server.serverPortプロパティに設定されたポート番号が使用されます。また,IPv6形式のIPアドレスとポート番号を同時に指定する場合は,IPv6アドレスを[]で囲んでください。

-u-p
送信先のDevice Managerサーバに登録され,PeerGroupに登録されたアカウントのユーザーIDとパスワードを指定します。
省略した場合は,Device Managerエージェントのserver.propertiesファイルにあるserver.server.authorizationプロパティに定義されたユーザーIDとパスワードが使用されます。

-c
Device Managerサーバにホスト情報を送信する周期を指定します(単位:秒)。強制的に終了するまで,指定した周期でDevice Managerサーバにホスト情報を送信し続けます。10~2147483647の値を指定します。

-t
Device Managerサーバに送信したホスト情報をXML形式のファイルに出力します。ファイルはカレントディレクトリに出力されます。
ファイル名に次の文字は指定できません。
\ / : , ; * ? " < > | $ % & ' ` ^
-sオプションと一緒に指定した場合は,Device Managerエージェントから送信した情報とDevice Managerサーバからの応答メッセージがファイルに出力されます。
参考
Device Managerエージェントがインストールされているホストの情報は次のタイミングでDevice Managerサーバに自動的に反映されます。
  • HiScanコマンドが自動実行されるとき
  • ホストマシンを起動したとき
  • Device ManagerのGUIからホスト情報を更新したとき

関連項目

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