Compute Systems Manager Software ユーザーズガイド

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7.1.2 トラブルシューティング事例

管理クライアントで発生する可能性のある問題と原因・対処を,次の表に示します。

問題 原因 対処方法
ログイン画面が表示されない。 管理サーバ上でCompute Systems Managerが起動していないか,起動処理中です。 しばらく待ってから,再度ログインしてください。しばらく待ってもログイン画面が表示されない場合は,システム管理者に連絡してください。
正しいユーザーIDとパスワードを入力してもログインできない。 ユーザーアカウントがロックされています。 User Management権限を持つユーザーに,アカウントのロック解除を依頼してください。
管理サーバを使用すると,ユーザー自身がアカウントのロックを解除できるようになります。
管理サーバ上のアカウントのロックを解除する方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Compute Systems Manager Software 導入・設定ガイド」を参照してください。
タスクがエラー終了し,管理クライアントを使用しても処理できない。 管理サーバのデータベースが閉塞されています。 システム管理者に連絡して,データベースの回復を依頼してください。
データベースが回復したあと,タスクを再度実行してください。
ホストの更新または電源操作に失敗する。
  • 管理対象ホストのマザーボードが交換されたため,ホストがCompute Systems Managerによって認識されません。
  • IPアドレスが別のホストに割り当てられています。IPアドレスが割り当てられたホストはCompute Systems Managerに認識されません。
ホストを再度探索してください。
リソース探索]画面の詳細設定を使用して[探索対象条件]を[すべてのIPアドレス]に変更し,ホストを探索してください。
ブレードサーバが更新されない。 Compute Systems Managerの停止中にブレードが追加,交換,移動,または処分されました。このため,ブレードサーバがCompute Systems Managerに認識されません。 追加,交換,移動,または処分されたブレードを含むシャーシの情報を更新してください。
ブレードが交換または移動された場合,スケジュールを指定したタスクはキャンセルされます。スケジュールを指定したタスクを継続して実行する場合,それらのタスクを再登録します。
N+Mコールドスタンバイの構成で,切り替えに失敗する。
  • 通信エラー
  • ブレードサーバが,切り替えを有効にするための要件を満たしていません。
次の操作を実施してください。
  1. 失敗の原因を是正します。
    是正できない場合は,システム管理者に連絡してください。
  2. 切り替えが実行されなかった現用ブレードと予備ブレードを初期状態に戻してください。
    現用ブレードと予備ブレードは,初期状態に戻されると,切り替えに利用できるようになります。
  3. 現用ブレードから予備ブレードへの切り替えを手動で実行してください。
    エラーが発生した現用ブレードで稼働していたホストは,予備ブレードで運用が再開されます。
Hyper-Vが管理対象にならない。 Hyper-Vがインストールされているホストが,すでにWindowsホストとして探索されています。 リソース探索]画面の詳細設定を使用して[探索対象条件]を[すべてのIPアドレス]に変更し,再度探索してください。
LPARがデプロイメントマネージャーの管理対象リソースとして参照できない。
  • Compute Systems Manager以外の製品を使用してLPARが削除されています。
  • Compute Systems Manager以外の製品を使用してLPARがマイグレーションされています。
  • 参照できなくなったLPARがあるブレードサーバの,論理分割の設定が無効に切り替えられています。
削除またはマイグレーションされたため,参照できなくなったLPARは,デプロイメントマネージャーの管理対象リソースから削除してください。LPARをデプロイメントマネージャーで操作したい場合は,デプロイメントマネージャーの管理対象リソースとして追加し直してください。
論理分割の設定が無効に切り替えられた場合は,有効に設定し直してください。

関連項目

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