ノードを遷移するとき，遷移元または遷移先のノードに応じて実行する旧入出力プラグインを次に示します。

表3-6　ノード遷移時に実行する旧入出力プラグイン

項番	遷移元ノード	遷移先ノード	実行する旧入出力プラグイン
1	プロセスノード	プロセスノード	遷移元ノードと遷移先ノードの両方に配置した入出力アクションコントローラのタイプ※，およびプラグインパーツIDが同一の旧入出力プラグイン
2	ターミナルノード	プロセスノード	遷移先ノードに配置した旧入出力プラグイン
3	プロセスノード	ターミナルノード	遷移元ノードに配置した旧入出力プラグイン

注※

プラグイン情報プロパティファイル（plugin.properties.sam）のuserplugin.server.controller.ioaction.typeプロパティの値です。詳細は「3.1.1(3)(f)　userplugin.server.controller.ioaction.type」を参照してください。

同じノードに複数の入出力プラグインを配置している場合，先に実行したexecuteメソッドの結果にかかわらず，表3-6の条件を満たすすべての旧入出力プラグインのexecuteメソッドを実行します。ただし，次の場合は旧入出力プラグインを実行しません。

• 旧入出力プラグインがターミナルノード（開始）に接続されていない先頭のプロセスノードに関連づけられているとき
• 遷移元と遷移先が同じノードのとき

旧入出力プラグインは09-50以降のバージョンの入出力プラグインの入力と出力の間に実行します。ノード遷移時に実行する入出力プラグインの順序を次の表に示します。ただし，先に実行したinputFromNodeメソッドの実行結果の種別がエラーで終了したときは，すべての入出力プラグインのexecuteメソッドを実行しません。また，executeメソッドがエラーで終了した（戻り値にucnp.error.messageキーが指定されている）場合，すべての入出力プラグインのoutputToNodeメソッドを実行しません。

表3-7　入出力プラグインを実行する順序

実行順序	入出力プラグイン	出力プラグインのメソッド
1	遷移元ノードのガイドに関連づけられている，09-50以降のバージョンの入出力プラグイン	IIoPluginController.inputFromNode
2	旧入出力プラグイン	IIoActionController.execute
3	遷移先ノードのガイドに関連づけられている，09-50以降のバージョンの入出力プラグイン	IIoPluginController.outputToNode