ナビゲーション プラットフォームが提供するプラグインには，開発が不要なシステムプラグインと，開発が必要なユーザプラグインがあります。ここではユーザプラグイン（以降プラグインと呼びます）について説明します。プラグインを作成すると，利用者が画面に入力した内容や設定した内容を利用して外部プログラムと連携したり，外部プログラムから受け取ったデータを画面の各パーツの入力値として利用したりできます。利用者が画面に入力した内容や設定した内容をキャッシュといいます。

ナビゲーション プラットフォームでプラグインを使用するには，まず，開発者が開発環境でプラグインを開発して，ナビゲーション プラットフォームのEARファイルに組み込みます。さらに，システム管理者がプラグインを組み込んだEARファイルを編集環境や実行環境にデプロイする必要があります。開発環境での作業の概要は「1.3　プラグイン開発の流れ」を参照してください。

なお，09-50より前のバージョンで開発したプラグインを使用する場合は，「3.15　09-50より前のバージョンで開発したプラグインを使用する場合の注意事項」を参照してください。

プラグインには次の種類があります。

• 入出力プラグイン
  業務コンテンツのノード遷移時に実行するプラグインです。業務編集画面で，プラグインを利用する業務コンテンツに入出力プラグインを関連づけます。ノードに入出力プラグインを配置する方法は「3.9　業務コンテンツへの関連づけ（入出力プラグインの場合）」を参照してください。
  
• 中断再開プラグイン
  利用者が業務実行画面で入力した情報を一時保存して，業務を再開したときに一時保存した情報を復元するためのプラグインです。
  

＜この節の構成＞

1.2.1　プラグインの実行タイミングについて

1.2.2　プラグインで受け渡せるデータについて

1.2.3　プラグインのインスタンスのライフサイクルについて