Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


20.1.3 ead_start_cache()(キャッシュへのアクセス開始)

〈この項の構成〉

(1) 機能

キャッシュへのアクセスを開始します。

指定したキャッシュにアクセスするためのハンドル(ポインタ)を取得します。

(2) 形式

#include <eads.h>
EAD_CACHE  *ead_start_cache
(
  const EAD_CACHE_MANAGER *cmp,                /* In */
  const char              *cache_name,         /* In */
  int                     *error_code          /* Out */
);

(3) 引数

cmp

キャッシュを管理するキャッシュマネージャのハンドル(ポインタ)を指定します。

ead_init_client()またはead_init_client_n()で取得したハンドルを指定してください。

cache_name

アクセスするキャッシュ名を指定します。

指定できるデータについては,「15.2.2(4) キャッシュ名として指定できるデータ」を参照してください。

error_code

エラーコード取得先のポインタを指定します。

エラーコードについては,「20.2 クライアントライブラリのエラーコード(C言語)」を参照してください。

(4) 戻り値

ead_start_cache()が正常に終了した場合は,指定したキャッシュのハンドル(ポインタ)が返却されます。

ead_start_cache()が異常終了した場合は,NULLが返却されます。

(5) 注意事項

キャッシュへのアクセスを終了する場合は,ead_stop_cache()を実行してください。