14.2.3 eztool(クラスタの運用操作)
- 〈この項の構成〉
(1) 機能
クラスタに対して運用操作を行います。
(2) 規則
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このコマンドはクラスタ内の任意のEADSサーバで実行します。
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コマンド実行時に出力されるメッセージログは,コンソール,およびコマンド定義のeads.command.logger.dirパラメタに指定したディレクトリ下のeads_command_message[n].log([n]はファイルの通番です)に出力されます。
(3) 形式
eztool [-h] [-t <コマンドのタイムアウト時間>] [--messageoff] <サブコマンド> <オプションおよび引数>
(4) オプションおよび引数
(a) -hまたは--help
コマンドの使用方法を表示したい場合に指定します。
このオプションを指定した場合,その他のオプションを指定しても無視されます。
サブコマンドを指定しなかった場合は,すべてのサブコマンドの概要が表示されます。サブコマンドを指定した場合は,指定したサブコマンドの詳細が表示されます。
(b) -tまたは--timeout <コマンドのタイムアウト時間>
コマンドのタイムアウト時間(単位:秒)を設定したい場合に指定します。
0〜2,147,483,647の整数が指定できます。
0を指定した場合はタイムアウトしません。
ただし,次のコマンドでは指定できません。
(c) --messageoff
標準出力にメッセージを出力したくない場合に指定します。
ただし,コマンドが構文エラーとなった場合,このオプションは無効になります。
また,次のコマンドでは指定できません。
(d) <サブコマンド> <オプションおよび引数>
このコマンドに指定できるサブコマンドについては,「14.3 eztoolコマンドのサブコマンド」を参照してください。
サブコマンドに指定できるオプションおよび引数については,各サブコマンドの説明を参照してください。
- 注意事項
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サブコマンドの引数にハイフン(-)で始まる文字列を指定したい場合は,ハイフン2つ(--)を前方に付与して指定してください。ただし,ハイフン2つ(--)を引数として指定することはできません。
(5) リターンコード
各サブコマンドの説明を参照してください。
(6) 注意事項
このコマンドを実行するには,環境変数PATHに/binおよび/usr/binが設定されている必要があります。