Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


11.14 データの格納先の空き容量を管理したい

eads.cache.limiter.enableパラメタにtrueを指定すると,EADSサーバに格納できるデータ量(格納済みのkey数,Explicitヒープの空き容量,キャッシュファイルの空き容量)が監視されます。格納先の空き容量が不足することが予想される場合は,処理をエラーとすることで,EADSサーバがダウンすることを防ぐことができます。これを,データ総量監視機能といいます。

データ総量監視機能を有効にすると,keyの数,Explicitヒープの容量,およびキャッシュファイルの容量について,次に示す上限値を超えないように監視されます。

ポイント

データ総量監視機能を有効にした場合,データを格納することで上限値を超える(格納先の空き容量が不足する)ことが予想されるときに,処理がエラーになります。このため,格納先の空き容量が少ないときに,データを格納する処理を同時に多数実行しようとすると,処理がエラーになることがあります。

したがって,データ総量監視機能を使用する場合は,keyの数,Explicitヒープの容量,およびキャッシュファイルの容量について,実際に格納したい値より多めに見積もる必要があります。

データ総量監視機能を使用する場合の見積もりの方法については,「4. 必要なリソースを確認する」を参照してください。

なお,次に示す処理の間,データ総量監視機能は一時的に無効となります。

〈この節の構成〉