Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


2.12.3 EADSサーバの状態遷移

EADSサーバの状態遷移を次の図に示します。

図2‒33 EADSサーバの状態遷移(通常開始の場合)

[図データ]

図2‒34 EADSサーバの状態遷移(復旧処理の場合)

[図データ]

注※

復旧に成功すると,復旧開始時のクラスタ内の,すでに起動しているほかのEADSサーバの状態と同じ状態に遷移します。

例えば,復旧開始時に,すでに起動しているほかのEADSサーバの状態がrunningであれば,復旧後のEADSサーバの状態もrunningになります。

図2‒35 EADSサーバの状態遷移(スケールアウト処理(EADSサーバの追加)の場合)

[図データ]

注※

EADSサーバの追加に成功すると,EADSサーバの追加開始時のクラスタ内の,すでに起動しているほかのEADSサーバの状態と同じ状態に遷移します。

例えば,EADSサーバの追加開始時に,すでに起動しているほかのEADSサーバの状態がrunningであれば,追加したEADSサーバの状態もrunningになります。

図中の各状態の説明を,次の表に示します。

表2‒6 EADSサーバの状態

EADSサーバの状態

説明

状態名

eztool statusコマンドでの表示内容

初期化中

initializing

EADSサーバを初期化中の状態です。

ezstart -rコマンドなどによるEADSサーバの復旧中や,ezstart -aiコマンドなどによるEADSサーバの追加中にも表示されます。

復旧中

追加中

初期化状態

initialized

EADSサーバの初期化が完了した状態です。閉塞状態と同じく,EADSクライアントからのリクエストは受け付けられない状態です。

稼働状態

running

EADSクライアントからのリクエストが受け付けられる状態です。

閉塞中

closing

EADSクライアントからのリクエストは受け付けられませんが,まだ動作中のスレッドが残っている状態です。

閉塞状態

closed

EADSクライアントからのリクエストが受け付けられない状態です。

縮退状態

isolated

閉塞状態と同じく,EADSクライアントからのリクエストが受け付けられない状態です。

通信障害などによって,クラスタから削除されたEADSサーバは,強制的に縮退状態となります。

縮退状態になったEADSサーバは,eztool isolate --stopコマンドを実行して,個別に終了してください。

停止中

stopping

EADSサーバを停止処理中の状態です。

停止状態

-----------

EADSサーバを停止した状態です。