2.6.2 keyをグルーピングした場合のデータの分散配置
グループ名が定義されたデータでは,グループ名のハッシュ値から格納先のEADSサーバが決まります。
グループが階層化されている場合は,先頭のグループ階層名のハッシュ値から格納先のEADSサーバが決まります。先頭のグループ階層名が同じデータは同じハッシュ値になるため,格納先のEADSサーバが同じになります。
例えば,次に示すkeyのデータは,同じEADSサーバに格納されます。
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「Group1:Group2:ElementA」
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「Group1:Group3:ElementB」
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「Group1:ElementC」
データの分散配置の概要については,「2.5 コンシステント・ハッシングによるデータの分散配置」を参照してください。
- ポイント
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格納先のEADSサーバのEADSサーバIDを指定して,keyをグルーピングすることもできます。このようなグループを,EADSサーバID指定グループといいます。EADSサーバID指定グループを使用してkeyをグルーピングする場合は,keyの先頭(最上位階層のグループ階層名の先頭)に,EADSサーバIDを,左角括弧([)および右角括弧(])で囲んで指定します。
例えば,次に示すkeyのデータは,グループ「[1]Group1」に属し,EADSサーバIDが1のEADSサーバに格納されます(「Group1」などのEADSサーバIDのあとに続く文字列は考慮されないで,指定したEADSサーバIDだけで格納先のEADSサーバが決定されます)。
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「[1]Group1:Group2:ElementA」
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「[1]Group1:Group3:ElementB」
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「[1]Group1:ElementC」
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