2.2.1 通信に使用するプロトコル
EADSクライアント・EADSサーバ間,およびEADSサーバ間の通信に使用するプロトコルを次の図に示します。
(1) EADSクライアント・EADSサーバ間の通信
EADSクライアント・EADSサーバ間の通信にはTCPプロトコルを使用します。
(2) EADSサーバ間の通信
EADSサーバ間の通信には,TCPプロトコルおよびUDPプロトコルを使用します。
次に示すEADSサーバ間の通信には,TCPプロトコルを使用します。
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データの多重化
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生存確認※
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復旧処理
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スケールアウト処理(EADSサーバの追加)
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リバランス処理
また,次に示すEADSサーバ間の通信には,UDPプロトコルを使用します。
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ハートビート※
- 注※
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クラスタ内では,ハートビートをマルチキャストで送信しています。
ハートビートとは,EADSサーバが正常に稼働していることを知らせるためにクラスタ内で配信するパケットのことです。
ハートビートを送信しないEADSサーバに対して,ダウンしていないかどうか,クラスタ内の他EADSサーバが確認することを生存確認といいます。
詳細については,「2.10 クラスタ監視」を参照してください。