22.1.19 ead_get_slave_nodelist()(データのコピー先EADsサーバの情報取得)
(1) 機能
データのコピー先EADsサーバの情報を取得します。
(2) 形式
#include <eads.h> ead_nodelist ead_get_slave_nodelist( const EAD_CACHE_MANAGER *cmp, /* In */ const ead_node *master_node, /* In */ int *error_code /* Out */ );
(3) 引数
- cmp
-
キャッシュを管理するキャッシュマネージャのハンドル(ポインタ)を指定します。ead_init_client()またはead_init_client_n()で取得したハンドルを指定してください。
- master_node
-
データのコピー元EADsサーバ(ead_node構造体)を指すポインタを指定します。
EADsが提供するクライアントライブラリを使用して取得したead_node構造体のポインタだけ指定できます。それ以外のポインタを指定した場合の動作は保証しません。
ead_node構造体の形式と説明については,「22.1.23 ead_node構造体(EADsサーバ指定のユーザファンクションで使用するオブジェクト)」を参照してください。
指定したead_node構造体が保持するアドレス情報(IPアドレスおよびポート番号)が,EADsクライアントが保持するどのEADsサーバのアドレス情報とも一致しない場合,エラーとなります。
- error_code
-
エラーコード取得先のポインタを指定します。
エラーコードについては,「22.2 クライアントライブラリのエラーコード(C言語)」を参照してください。
(4) 戻り値
データのコピー先EADsサーバの情報(ead_nodelist構造体)が返却されます。
ead_nodelist構造体の形式と説明については,「22.1.22 ead_nodelist構造体(EADsサーバ情報)」を参照してください。
データを多重化しない場合(多重度が1の場合),ead_nodelist構造体のlist_sizeメンバには0が,nodesメンバにはNULLが返却されます。
異常終了時は,ead_nodelist構造体のnodesメンバにNULLが返却されます。
(5) 注意事項
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戻り値として返却されたead_nodelist構造体のnodesメンバがNULLでない場合,メモリ領域は自動的に解放されないため,APで解放してください。
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AP実行時にEADsサーバへの通信は行われません。そのため,返却された接続先EADsサーバの情報が最新でないことがあります。