14.3.13 deleteesd(ストアデータファイルの削除)
- 〈この項の構成〉
(1) 機能
指定されたストアデータファイルをクラスタから削除します。
(2) 規則
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このサブコマンドは,クラスタが次の状態のときに実行できます。
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クラスタ稼働中(AVAILABLE)
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クラスタ一部稼働中(PARTIALLY_AVAILABLE)
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このサブコマンドは,クラスタへの参加状況がonlineのEADsサーバを処理対象とします。ただし,クラスタへの参加状況がstandbyのEADsサーバがクラスタ内にある場合は実行できません。クラスタへの参加状況については,eztool statusコマンドで確認できます。
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このサブコマンドは,処理対象のEADsサーバが次の状態のときに実行できます。
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初期化状態(initialized)
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稼働状態(running)
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閉塞状態(closed)
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(3) 形式
eztool deleteesd [-d <ストアデータファイルの格納先パス名>] <ストアデータファイルキー>
(4) オプションおよび引数
(a) -dまたは--directory <ストアデータファイルの格納先パス名>
ストアデータファイルの格納先パス名を指定します。
指定したディレクトリ下にあるストアデータファイルだけを削除したい場合に指定します。
パス名には,アスタリスク(*),二重引用符("),疑問符(?),縦線(|),小なり演算子(<),大なり演算子(>)を含むディレクトリは指定できません。
ストアデータファイルの格納先パスに相対パスを指定した場合,各EADsサーバの運用ディレクトリが起点となります。
(b) <ストアデータファイルキー>
クラスタから削除するストアデータファイルのストアデータファイルキーを指定します。
eztool exportコマンドまたはeztool stopコマンド実行時に出力されたストアデータファイルのストアデータファイルキーを指定します。
ストアデータファイルキーは,半角32文字までです。半角英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),アンダースコア(_)またはハイフン(-)が指定できます。
(5) リターンコード
0:成功
101:失敗
(6) 注意事項
指定したストアデータファイルキーのストアデータファイルはすべて削除されます。
例えば,ストアデータファイルキーに「20111101130203」を指定してこのコマンドを実行した場合,各EADsサーバにあるeads_20111101130203_[EADsサーバID].esdファイルはすべて削除されます。