ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド
APIトレースとは,クエリの入り口情報および出口情報が出力されるトレースファイルです。アダプターおよびクエリの開始・終了を判断するために使用できます。
APIトレースに出力された情報は,sdptrcedコマンドで編集し,出力できます。sdptrcedコマンドでの,トレースの出力例を次の図に示します。この例は,依存関係があるクエリQ1〜Q3(Q1の出力タプルをQ2に入力,Q2の出力タプルをQ3に入力)に対するトレースの出力例です。
図6-1 APIトレースの出力例
この例から,次のことがわかります。以降の番号と図中の番号は対応しています。
1.および2.以降の情報からは,EventIDとDataの値によって,クエリQ2の入力・出力,クエリQ3の入力・出力の順に処理されたことがわかります。
なお,入出力が発生した時刻は,nSecの値からナノ秒単位までわかります。
sdptrcedコマンドについては,「7. コマンド」の「sdptrced(トレース情報の編集)」を参照してください。
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