ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド

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2.5 標準提供アダプターで実行する処理の検討

ここでは,標準提供アダプターで実行する処理の検討について説明します。

標準提供アダプターで実行する処理には,データの入出力,データの編集,およびタプルの送受信があります。標準提供アダプターで実行する処理の流れを次の図に示します。

図2-10 標準提供アダプターで実行する処理の流れ

[図データ]

入力アダプターで実行する処理
  1. ファイルやHTTPパケットからのデータ入力
  2. マッピングやレコードの抽出などのデータ編集
  3. ストリームデータ処理エンジンへのタプル送信
出力アダプターで実行する処理
  1. ストリームデータ処理エンジンからのタプル受信
  2. マッピングやフィルタリングなどのデータ編集
  3. ファイルやダッシュボードへのデータ出力

標準提供アダプターでは,データの入出力,データの編集,およびタプルの送受信の各処理のことをコールバックといいます。コールバックの処理については,アダプター用定義ファイルのアダプター構成定義ファイルの各CB定義で設定します。

標準提供アダプターで実行するコールバックの処理のうち,データの入出力と編集については,どのような処理を実行させるかを検討しておく必要があります。ストリームデータの集計・分析の目的に応じて,どのようにデータを入出力,および編集するかを検討してください。

<この節の構成>
2.5.1 データの入力方法の検討
2.5.2 データの編集方法の検討
2.5.3 データの出力方法の検討