ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド
標準提供アダプターが提供するデータの編集方法の中から,どの方法でデータを編集するかを検討します。
データの編集は,入力アダプターまたは出力アダプターで実行する処理です。標準提供アダプターでは,マッピングやレコードの抽出などのデータの編集ができます。データの編集方法を次の表に示します。
表2-4 データの編集方法
項番 | データの編集方法 | 説明 |
---|---|---|
1 | フォーマット変換 | フォーマット変換を使用して,入力形式レコード,または出力形式レコードと,共通形式レコードを相互変換できます。
なお,フォーマット変換は,次の場合だけ実行する処理です。
|
2 | マッピング | マッピングを使用して,マッピングの前のコールバックで出力される共通形式レコードと,マッピングの次のコールバックで入力される共通形式レコードとの関連づけができます。 マッピングには,レコード間のマッピング,およびレコードとストリーム間のマッピングがあります。 例えば,レコードとストリーム間のマッピングでは,フォーマット変換で入出力される共通形式レコードと,入力ストリームまたは出力ストリームの形式に従った共通形式レコードとを関連づけます。 マッピングについては,「11.2.2(4) マッピング」,または「11.6.2(3) マッピング」を参照してください。 |
3 | レコードのフィルタリング | フィルターを使用して,フィルター対象のレコードを取捨選択できます。レコードのフィルタリングの対象は,共通形式レコードです。 レコードのフィルタリングについては,「11.4 レコードのフィルタリング」を参照してください。 |
4 | レコードの抽出 | レコード抽出を使用して,条件に一致するレコードを抽出したあと,抽出したレコードを結合して,新たなレコードを生成できます。レコードの抽出の対象は,共通形式レコードです。 なお,レコードの抽出は,入力アダプターの場合だけ使用できます。 レコードの抽出については,「11.5 レコードの抽出」を参照してください。 |
データの編集の処理は,次の図に示すタイミングで実行します。
なお,データの編集については,アダプター構成定義ファイルの編集用CB定義で設定します。アダプター構成定義ファイルのCB定義については,「9. アダプター用定義ファイル」を参照してください。
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