uCosminexus DocumentBroker Version 3 Standard GUI 操作ガイド

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8.10 公開された文書を分岐させる

この節では,公開された文書を分岐させる方法について説明します。

分岐できるのは公開中,または公開が終了した,最新バージョンの公開文書だけです。分岐した文書は,分岐元の文書のプロパティや公開フォルダなどの情報を引き継ぎます。ただし,文書リンク,および文書番号の採番情報は引き継ぎません。

<この節の構成>
(1) 操作する権限
(2) 操作手順
(3) 画面の参照個所

(1) 操作する権限

分岐元の文書の案件作成者,またはメンバが公開された文書を分岐できます。

(2) 操作手順

操作手順を次に示します。

  1. フォルダツリー領域で,分岐させたい公開文書が格納されているフォルダをクリックします。
    [文書一覧]画面が表示されます。
  2. 分岐させたい公開文書の[図データ]アイコンをクリックして表示されるポップアップメニューから,[◆ 公開文書分岐]を選択します。
    [公開文書の分岐]画面(案件情報設定)の[プロパティ]領域が表示されます。
  3. 次の項目を指定します。
    • [名前]
    • [公開フォルダ]
    • [公開開始日/公開終了日]
    また,必要に応じてコメントを指定することもできます。
    なお,[公開開始日]には,分岐日以降の日を指定してください。
  4. 目的に応じて次の操作を実行します。
    • ルートを変更したい場合
      [ルート]ボタンをクリックすると表示される[ルート]領域で,[ルートを選択する]ボタンをクリックします。
      [公開文書の分岐]画面(ルート選択)が表示されるので,ルートを選択して,[選択して戻る]ボタンをクリックします。
    • 案件を操作するメンバを変更したい場合
      [メンバ]ボタンをクリックすると表示される[メンバ]領域で,案件を操作するメンバを追加,変更,または削除します。
  5. 変更した内容を確認して,[起案する]ボタンをクリックします。
    起案を確認するダイアログが表示されます。
  6. ダイアログで[OK]ボタンをクリックします。
    分岐用の案件が作成されて,[公開文書の分岐]画面が閉じます。作成された案件は,[ワークスペース]画面に表示されます。
  7. 案件の文書を修正します。
    案件文書の修正については,「8.6 案件を修正する」を参照してください。
  8. 審査・承認を依頼します。
    審査・承認の依頼については,「8.4 審査・承認を依頼する」を参照してください。
    すべての審査・承認が完了し,公開開始日になると,修正後の文書が分岐元の文書とは別の文書として公開されます。
    なお,システム管理者によって,分岐先の文書から分岐元の文書への文書リンクが自動で設定される設定がされている場合は,分岐先の文書から分岐元の文書へ文書リンクが設定されます。

(3) 画面の参照個所

参照したい画面に応じて,次の表に示す個所を参照してください。

画面名 参照個所
フォルダツリー領域 2.3.2
[文書一覧]画面 5.3.1
[公開文書の分岐]画面(案件情報設定) 8.16.15
[公開文書の分岐]画面(ルート選択) 8.16.16
[ワークスペース]画面 8.16.9