uCosminexus DocumentBroker Version 3 Standard GUI 操作ガイド

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付録B 用語解説

DocumentBroker Standard GUIで使用する用語について説明します。

(英字)

Hitachi Content Archive Platform
DocumentBroker Standard GUIで文書をアーカイブするときの前提となるストレージシステムです。データの改ざんを防ぐWORM機能を持ちます。
WORM機能
Hitachi Content Archive Platformが持つ,データの改ざんを防ぐ機能のことです。

(ア行)

アクセス権
フォルダや文書を作成したり,作成済みのフォルダや文書を参照したり,更新したりする権利です。
アルファベット異表記展開検索
アルファベットの文字列に対する異表記展開検索のことです。
案件
文書に対して審査・承認を依頼してから,その文書が審査・承認を経て,公開されるまでの処理単位です。
一般文書
作成済みの文書で,公開していない文書のことです。
異表記展開検索
「HITACHI」と「Hitachi」,「コンピュータ」と「コンピューター」などのように,表記方法が異なる文字列を同じ文字列と見なして検索することです。
DocumentBroker Standard GUIでは,アルファベット異表記展開検索,かたかな異表記展開検索,および全角半角異表記展開検索が利用できます。
オリジナルファイル
文書をPDF形式に変換する設定の場合,PDF形式に変換される前の文書ファイルのことです。

(カ行)

かたかな異表記展開検索
かたかなの文字列に対する異表記展開検索のことです。
空文書
文書ファイル(主ファイル)が登録されていない文書のことです。
監査証跡ログ
フォルダや文書などに対するユーザの操作を記録した履歴のことです。監査証跡ログを参照することで,システムの使用状況や不正なアクセスがないかどうかを確認できます。
関連ファイル
文書に登録された文書ファイルのうち,主ファイル以外の文書ファイルのことです。関連ファイルは複数登録できます。
関連ファイルには,一般文書に登録された一般関連ファイルと,公開文書に登録された公開関連ファイルがあります。
公開フォルダ
公開文書を格納するフォルダのことです。
公開文書
審査・承認後に公開された文書のことです。
公開文書の改訂
公開文書の内容を修正し,新しいバージョンの文書として公開することです。
公開文書の分岐
公開文書の内容を修正し,別の文書として登録,および公開することです。
ごみ箱
削除した文書を一時的に退避する場所です。

(サ行)

採番
DocumentBroker Standard GUIに登録する文書に,一意の番号(文書番号)を付加することです。
システム管理者
DocumentBroker Standard GUIを使用したシステムを運用,管理,および保守するユーザです。
主ファイル
文書に1つだけ登録される文書ファイルのことです。主ファイルに対する操作が,文書ファイル全体に反映されます。
種別用プロパティ定義ファイル
文書種別マスタで指定するプロパティ項目(画面での表示名,プロパティのデータ型,入力方式など)を定義するファイルです。
承認者
案件を承認するユーザです。
審査者
案件を審査するユーザです。
全角半角異表記展開検索
全角の文字列と半角の文字列に対する異表記展開検索のことです。
全文検索
文書中に含まれる文字列をキーワード(全文検索条件)として,キーワードを含む文書を検索する方法です。
全文検索インデクス
文書から抽出したテキストデータを基に作成された全文検索用のインデクスです。
属性値マスタ
マスタ型のプロパティの選択候補となる値の定義です。

(タ行)

チェックアウト
文書を更新するために,文書のファイルの実体をダウンロードして,ほかのユーザによって更新されないようにすることです。
チェックイン
チェックアウトした文書を更新し,新しい版(バージョン)の文書をフォルダに再登録することです。
同義語展開検索
同じ意味を示すキーワードを関連づけた辞書を使用した検索のことです。例えば,検索条件として「パソコン」を指定した場合に,「電子計算機」,「パーソナルコンピュータ」,「PC」など,検索条件と同じ意味を持つ単語を含む文書も検索できます。

(ナ行)

ノードフォルダ
フォルダ体系に対して階層の分類を整理するために使用するフォルダです。
ノードフォルダには文書を格納できません。

(ハ行)

フォルダ
フォルダのプロパティと,フォルダに格納するファイルとの関連づけについての情報で構成される概念です。これらの情報はデータベースに格納されて管理されます。
DocumentBroker Standard GUIで扱うフォルダには,文書フォルダ,公開フォルダ,およびノードフォルダがあります。
フォルダ管理者
フォルダ体系を管理するユーザです。
フォルダ指定検索
指定したフォルダ以下に格納されている文書を検索する方法です。
複合機
スキャナやプリンタなど,複数の機能を持つ複写機のことです。
プロパティ検索
文書のプロパティ(作成日やファイルサイズなど)を検索条件として検索する方法です。
文書
Wordやテキストエディターなどのアプリケーションプログラムで作成したファイルの実体と,そのファイルのプロパティを合わせて文書といいます。主ファイルと関連ファイルの複数のファイルを持つことができます。また,複数のバージョンを持つことができ,それぞれのバージョンにファイルを持つことができます。DocumentBroker Standard GUIで扱う文書には,一般文書と公開文書があります。
文書作成ユーザ
文書を作成するユーザです。
文書参照ユーザ
文書を参照するユーザです。
文書種別
文書の種類を表す定義です。
文書種別マスタ
文書に独自のプロパティを追加するために,システム管理者が作成する定義です。
文書フォルダ
一般文書を格納するフォルダのことです。文書の登録の可否が指定できます。
文書リンク
文書と文書の関連づけです。

(マ行)

メンバ
案件に文書を追加したり,修正したりできるユーザのことです。

(ラ行)

リファレンスファイル文書
文書を「文書の実体(コンテント)」と「文書の格納先の情報(コンテントロケーション)」に分けて管理する文書のことです。
DocumentBroker Standard GUIでは,文書をリファレンスファイル文書の形式にして,文書の実体をストレージシステムに,文書の格納先の情報をデータベースに格納することで,文書をアーカイブしています。
このとき,文書をリファレンスファイル文書の形式にするために,DocumentBrokerサーバのリファレンスファイル管理機能を使用しています。
リファレンスファイル文書化機能
文書をアーカイブするために,DocumentBroker Standard GUIに登録されている文書をリファレンスファイル文書の形式に変更する機能です。
リンク先文書
リンク元文書からの文書リンクが設定される文書です。
リンク元文書
リンク先文書への文書リンクを設定する文書です。
ルート
案件の審査・承認処理を誰が実行するか,承認後にどのフォルダで文書を公開するかなど,文書の公開に必要な情報を定義したものです。
ルート管理者
案件の作成に必要なルートの定義や削除,およびアクセス権を更新するユーザです。
ルート定義
案件の審査・承認処理をどういう順で,誰が実行するかを定義した情報です。