JP1 Version 9 JP1/Cm2/Internet Gateway Server
再現性のある障害については,トレース採取コマンドを使用して,より多くの障害情報を採取できます。以下手順に従って,パケットダンプトレース,メモリダンプ,および障害情報を取得してください。
- パケットダンプトレースを採取する。
JP1/Cm2/IGSのサービス起動後,障害を再現させる前にigstraceコマンドでパケットダンプトレースの採取を開始します。
Internet Gateway Serverのインストールディレクトリ\JP1Cm2IGS\bin\igstrace.exe -S
パケットダンプトレースが正常に開始されると,以下のメッセージが出力されます。
KDJI902-I:パケットダンプトレースを開始しました。
- 障害の再現を試み,再現した場合は,メモリダンプファイルの確認をする。
「10.5.1 収集ツールを使用した資料の採取方法」の手順1を参照し,メモリダンプファイルがあるか,確認してください。メモリダンプファイルがない場合は,igsdumpコマンドで取得します。
- パケットダンプトレースを停止する。
障害を再現したあと,igstraceコマンドでパケットダンプトレースの採取を停止させます。
Internet Gateway Serverのインストールディレクトリ\JP1Cm2IGS\bin\igstrace.exe -E
パケットダンプトレースが正常に停止すると,以下のメッセージが出力されます。
KDJI903-I:パケットダンプトレースを停止しました。
- 注意
- パケットダンプトレースの採取中は,通信性能が低下します。障害情報の収集が終わりましたら,パケットダンプトレースの採取を必ず停止してください。
- 障害解析に必要な資料を,igscollectコマンドで1か所のフォルダに収集する。
「10.5.1 収集ツールを使用した資料の採取方法」の手順3を参照し,必要な資料を収集します。
各コマンドの詳細については,「6. コマンド」を参照してください。
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