JP1 Version 9 JP1/Cm2/Internet Gateway Server

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


10.5.2 再現性がある障害についての資料採取方法

再現性のある障害については,トレース採取コマンドを使用して,より多くの障害情報を採取できます。以下手順に従って,パケットダンプトレース,メモリダンプ,および障害情報を取得してください。

  1. パケットダンプトレースを採取する。
    JP1/Cm2/IGSのサービス起動後,障害を再現させる前にigstraceコマンドでパケットダンプトレースの採取を開始します。
    Internet Gateway Serverのインストールディレクトリ\JP1Cm2IGS\bin\igstrace.exe -S
    パケットダンプトレースが正常に開始されると,以下のメッセージが出力されます。
    KDJI902-I:パケットダンプトレースを開始しました。
  2. 障害の再現を試み,再現した場合は,メモリダンプファイルの確認をする。
    10.5.1 収集ツールを使用した資料の採取方法」の手順1を参照し,メモリダンプファイルがあるか,確認してください。メモリダンプファイルがない場合は,igsdumpコマンドで取得します。
  3. パケットダンプトレースを停止する。
    障害を再現したあと,igstraceコマンドでパケットダンプトレースの採取を停止させます。
    Internet Gateway Serverのインストールディレクトリ\JP1Cm2IGS\bin\igstrace.exe -E
    パケットダンプトレースが正常に停止すると,以下のメッセージが出力されます。
    KDJI903-I:パケットダンプトレースを停止しました。
    注意
    パケットダンプトレースの採取中は,通信性能が低下します。障害情報の収集が終わりましたら,パケットダンプトレースの採取を必ず停止してください。
  4. 障害解析に必要な資料を,igscollectコマンドで1か所のフォルダに収集する。
    10.5.1 収集ツールを使用した資料の採取方法」の手順3を参照し,必要な資料を収集します。

各コマンドの詳細については,「6. コマンド」を参照してください。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, Hitachi, Ltd.